エクス・リブリス<br> 遠い部屋、遠い奇跡

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エクス・リブリス
遠い部屋、遠い奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090374
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1970年代から現代までの、パキスタンのさまざまな土地と人々を鮮やかに描き出す連作短篇集。ピュリツァー賞最終候補作品。

1970年代から現代までの、パキスタンのさまざまな土地と人々を鮮やかに描き出す連作短篇集。パキスタン系作家による心を打つデビュー作。ピュリツァー賞最終候補作品。

【著者紹介】
1963年生まれ。幼少期をパキスタンで過ごし、13歳のときアメリカに移住。ダートマス大学卒業後はパキスタンに帰国し、農場経営に従事。その後、イェール大学ロースクールで学び、マンハッタンの法律事務所勤務を経て、再びパキスタンの農場に戻る。そこで短篇を次々に書き上げ、「電気技師ナワーブッディーン」が2008年の「ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ」に入選、2010年には「甘やかされた男」がオー・ヘンリー賞を受賞する。デビュー作の本書は2010年のピュリツァー賞の最終候補となった。

内容説明

1970年代から現代までの、パキスタンのさまざまな土地と人々を鮮やかに描き出す連作短篇集。オー・ヘンリー賞受賞の短篇を含む8篇を収録した、全米図書賞とピュリツァー賞最終候補作品。チェーホフとマンローのような優雅さ、深遠さをあわせ持つ、パキスタン系作家による心を打つデビュー作。

著者等紹介

ムイーヌッディーン,ダニヤール[ムイーヌッディーン,ダニヤール] [Mueenuddin,Daniyal]
1963年、パキスタン人の父親とアメリカ人の母親の間に、ロサンゼルスで生まれる。間もなく両親とともにパキスタンに移住し、ラホールで少年時代を送る。アメリカンスクールで教育を受けつつ、休暇になると毎年、父親がパンジャーブ州に所有する農場で過ごす。13歳のとき、母親に連れられてアメリカに移住し、ダートマス大学英文学科に入学。卒業後はパキスタンに帰国し、農場を引き継いで経営に従事する。その後、イェール大学ロースクールで学び、マンハッタンの法律事務所勤務を経て、再びパキスタンの農場に戻る

藤井光[フジイヒカル]
1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。同志社大学文学部英文学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

40
パキスタンの大富豪ハールニーの周辺の人たち(使用人や親戚など)を描く連作短編集。淡々とした筆致で描きだされるのは貧富の差や男女の差、伝統的な価値観と西洋的な価値観が生む軋轢、世代間の価値観の相違などがもたらす人生の綾。時にそれは残酷でもあって、そのなかのささやかな幸福や夢が美しいだけに一層そう感じます。『サリーマー』『燃える少女をめぐって』などに見られる、特に財産を持たない女性の立場の弱さが印象的でしたが、上流階級を描いた『パリの我らが貴婦人』なども静かな映画のようで、どこか寂しい余韻を楽しめました。2017/02/10

かもめ通信

20
“パキスタン系”作家のデビュー短篇集。穏やかな語り口ながらところどころにちりばめられたパキスタンという国や人々の置かれた厳しい現状が心に刺さる。けれども物語は、国の内側にむけて語られたものではなく、アメリカ、あるいは他の場所から、かの地とそこに暮らす人びとの営みを覗き込む物語として作られているように思われて、パキスタンの人々がこの物語をどう読むのか、あるいは著者が内側に向けて語る物語があるとすれば、それはどんな物語になるのだろうかと、想像せずにはいられない。いつかそんなサイドストーリーを読んでみたい。 2015/03/01

星落秋風五丈原

15
国は違うけれどもう一つのダウントンアビー。大農園で暮らす人々と主筋の人達のストーリー。みんな違う箱に入っているのだけれど少しずつ重なり合う。2015/02/07

きゅー

14
大地主ハールーニーと彼の一族に関する短編集。20世紀のパキスタンの社会、風俗、世代間の価値観の相違といったものが情緒深く描かれている。上流社会を舞台とする物語も良いが、「甘やかされた男」に登場する老人の惨めさが印象に残った。最後の最後に幸せを掴んだと思ったら、一瞬でそれを喪ってしまい「何の華やかさもなく終わりを迎えた人生」の物語。タイトルも非常にアイロニカルだ。ところで著者はアメリカとパキスタンの両国を行き来している。そのため、ここで描かれているパキスタンは、半ばアメリカ人の目から見たものでもあるようだ。2015/06/04

ののまる

12
日本より人口の多いパキスタンについて、時事的なことしかよく知らなかったけれど、貧富や男女差別、旧社会との軋轢も凄まじい。ただ、最近二つの祖国の狭間にいる人のアイデンティティについて読むことが多いので、いくつかの短編が心に沁みました。2015/03/09

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