欧州危機の真実 混迷する経済・財政の行方

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欧州危機の真実 混迷する経済・財政の行方

  • 著者名:高屋定美【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492443798

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内容説明

深刻な金融危機、不動産バブル崩壊、相次ぐ財政破綻……。欧州が今揺れに揺れています。ギリシャ、ポルトガルなどが相次いで国家破産の危機に陥り、統一通貨ユーロからの離脱すら囁かれています。欧州はなぜ、このような事態に陥ったのでしょうか? EUの枠組みに不備があったのでしょうか? 欧州の統合への道は果たして正しかったのでしょうか? 本書では、欧州の混乱を包括的に検討し、今後の行方を見通します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

5
欧州の場合、ECB(欧州中央銀行)がユーロ加盟国の個別事情によって金融政策を行うことができないため、加盟国間の経済格差にきめ細かく対処することはできない。経済格差を自動調節する仕組みが十分に働かず、むしろ共通通貨導入が格差を拡大させるように働いた。通貨統合を推進してきた欧州諸国もそのことに気づいていたが、格差是正の労働移動や資本移動の調整は不十分で、その調整が進行中に格差を拡大する状況が現れた。特に欧州での金融市場が一体化されたものの、実体経済の収れんが追いついておらず、その間隙をついて金融危機が起きた。2018/10/06

メルセ・ひすい

2
15-57 結構短絡的 なんか簡単に欧州危機と日本経済?比較している。目新しいものまったくなし、個人的斬新的な提言も見解も展望もない。破綻のある無しではなく日本はこうすればよい!が学者では? 欧州各国はなぜ深刻な財政危機に陥ったのか。EUという枠組みそのものに何か不備があったのか。本書では、こうした視点から最近の欧州の混乱を包括的に検討し、今後の行方を見直す 2011/09/09

はるこ

0
アメリカのサブプライムローン問題が欧州に波及、南欧諸国では住宅バブルがはじけ、ギリシャの財政の虚偽報告などの原因により欧州は危機に陥った。この危機によりEUの構造問題が顕在化し、対策を急がれるようになる。現在、EUは財政健全国(ドイツ)が財政危機国(ギリシャ)への支援を躊躇している状況である。この状況から、ドイツのユーロからの離脱やギリシャの離脱も考えられる。しかし、EUの恩恵は通貨統合以外にもあることからその選択肢は考えられず、各国が協力して危機に立ち向かっていく事が大切だと筆者は述べている。2012/11/15

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