ブルーバックス<br> 南極の氷から探る地球大変動―氷床融解の連鎖はいつ、どのように起こるのか

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南極の氷から探る地球大変動―氷床融解の連鎖はいつ、どのように起こるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065444856
  • NDC分類 452.96
  • Cコード C0244

出版社内容情報

【直木賞作家 伊与原新氏、絶賛!】
「本書を通じて誰もが南極を探検できる。気候変動をめぐる知の探検だ。
厚い氷も融かす研究者たちの熱量に、未来への希望が見えた。」

近未来、海面上昇で日本の大都市は沈むのか――
講談社科学出版賞受賞の南極研究者による、至高の科学ノンフィクション!

世界最大の淡水の貯蔵庫、南極氷床。もしすべて融ければ、世界の海面は約58m上昇する。
近未来、温暖化の進行によって「氷床融解の連鎖」が始まりうることが、最新研究で明らかになった。
問題は、それが「いつ」起きるのかということだ。
かつて冒険家たちが目指した未知の大陸・南極は、地球の未来を知るための「研究の場」となった。
過去の氷床変動を紐解き、急激な氷床融解のメカニズム、そして今後の海面上昇の実態に迫る。

■おもな内容
第1章 融解する南極氷床 ――動き出した氷の大陸
第2章 世界の果てには何があるのか ――未知の南方大陸と極点到達レース
第3章 氷床の下には何があるのか ――近代サイエンスの幕開けと南極氷床の姿
第4章 南極地域観測隊 ――岩と氷から解き明かす南極氷床の歴史
第5章 地層と氷が語る南極氷床の歴史
第6章 南極氷床はどのように変化してきたのか ――極限のフィールドワークから探る
第7章 未知の南極氷床融解メカニズムとティッピングカスケード
第8章 南極氷床の不安定化メカニズム
第9章 南極と地球の今と未来

「この話は、遠い極地のできごとと思うかもしれない。しかし、いま南極で起きている変化は、私たちの未来と確実につながっている。そのつながりは、私たちが思っている以上に、すでに現実のものになりつつある」
――プロローグより



【目次】

内容説明

地球最大の淡水の貯蔵庫、南極氷床。もしすべて融ければ、世界の海面は約58メートル上昇する。近未来、温暖化の進行によって「氷床融解の連鎖」が始まりうることが、最新研究で明らかになった。問題は、それが「いつ」起きるのかということだ。かつて冒険家たちが目指した未知の大陸・南極は、地球の未来を知るための「研究の場」となった。過去の氷床変動を紐解き、急激な氷床融解のメカニズム、そして今後の海面上昇の実態に迫る。

目次

第1章 融解する南極氷床―動き出した氷の大陸
第2章 世界の果てには何があるのか―未知の南方大陸と極点到達レース
第3章 氷床の下には何があるのか―近代サイエンスの幕開けと南極氷床の姿
第4章 南極地域観測隊―岩と氷から解き明かす南極氷床の歴史
第5章 地層と氷が語る南極氷床の歴史
第6章 南極氷床はどのように変化してきたのか―極限のフィールドワークから探る
第7章 未知の南極氷床融解メカニズムとティッピングカスケード
第8章 南極氷床の不安定化メカニズム
第9章 南極と地球の今と未来
巻末付録 南極調査バックストーリー

著者等紹介

菅沼悠介[スガヌマユウスケ]
1977年、長野県生まれ。茨城大学理学部卒業、東京都立大学大学院理学研究科修士課程、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。産業技術総合研究所ポスドク研究員、東京大学大学院理学系研究科特任助教、国立極地研究所助教などを経て、2023年より国立極地研究所先端研究推進系教授。専門は地質学、古環境学、古地磁気学。海や湖の地層、氷河地形などの地質記録から、過去の地球環境変動のメカニズムを解明する研究を進めている。これまでに7回の南極調査と2回の北極調査を実施し、南極氷床上でのキャンプ経験は通算150日以上におよぶ。地質年代「チバニアン」命名につながるGSSP申請論文の執筆責任者をつとめた。文部科学大臣表彰若手科学者賞、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)等を受賞。『地磁気逆転と「チバニアン」』(講談社ブルーバックス)で第36回講談社科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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haruka

28
地球を下から見ると、南極大陸ってとんでもなく大きい。日本の37倍もあり、冷たい南大洋にぐるりと囲まれている。 この氷床の融解が始まり、21世紀中に世界の海面は0.5~1m上昇するという。 でも今の気候って、数百万年の地球史で見ればそこまで異常じゃない。もっと暑い時期も寒い時期もあったし、2万年前は海面が今より130m低く、1万4千年前には今より猛スピードで上昇した。 CO₂濃度だけが、過去200万年間になかったとんでもない数値で、その影響は数万年先まで残るという。次の氷期はもともと数万年先とされていたが、2026/09/05

coldsurgeon

6
大量降雨による街の冠水や河川の氾濫が増えてきたこの時期、気候変動に大いなる関心が湧く。南極での氷床の融解が取り上げられ、海水面上昇等の未来の生活環境変動が通りあげられている。氷期と関氷期のサイクルがあるとはいえ、人類の産業活動が引き起こした地球温暖化が、そのサイクルに影響を及ぼす可能性もある。南極氷床の研究が、さらに進化し、子孫たちの生活に及ぼす危機を、少しでも予測でき、それに備えることが出来ることを、切に願う。2026/09/18

takao

0
ふむ2026/10/15

みつくん一世

0
南極の氷床融解について厳しい条件下で緻密に研究を続けておられるのがよく分かった。あちこち掘って採取してという作業が次から次へとあり、すべて理解するのは困難であった。氷床が全て融解すると海面が58メートル上昇するというショッキングな内容で始まったが、簡単に融解してしまうというものでもないらしく、とりあえず胸を撫で下ろした。しかし、温暖化の影響は必ず起こる。なんとかここで食い止めたいものだ。2026/09/17

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