出版社内容情報
第72回江戸川乱歩賞受賞
交錯する現在と過去。
勇気と誇りとやさしさの物語。
女子高生が自宅で銃殺され、その手には国連平和維持活動(PKO)に参加した自衛隊員に授与された名誉のメダルが握られていた。自衛隊を退官し、ピザ屋の配達員として働く本庄恵梨香は重要参考人として警察にマークされる。一方、恵梨香と同じ戦地でのトラウマから退官し、クスリに手を出し売人にまで落ちぶれた野島武のもとへ、ある日「人を殺せるクスリを用意できなか」と元地下アイドルだという南川杏子が訪ねてきたーー。
物語をぐいぐいと進めて読ませる力がある。
ーー有栖川有栖
自然なセリフに好感をもった。
ーー黒川博行
リアリティが最大の長所。
ーー貫井徳郎
多くの人に届いてほしいと願える作品です。
ーー湊かなえ
最初のトリガーが秀逸。
ーー横関大
【目次】
内容説明
女子高生が自宅で銃殺され、その手には国連平和維持活動に参加した自衛隊員に授与された名誉のメダルが握られていた。自衛隊を退官し、ピザ屋の配達員として働く本庄恵梨香は重要参考人として警察にマークされる。一方、恵梨香と同じ戦地でのトラウマから退官し、クスリに手を出し売人にまで落ちぶれた野島武のもとへ、ある日「人を殺せるクスリを用意できないか」と元地下アイドルだという南川杏子が訪ねてきた―。第72回江戸川乱歩賞。今期最高のノンストップミステリー!
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
86
【第72回江戸川乱歩賞受賞作品】選考委員の評は厳しくはあったけれど、まずはおめでとうございます。私は面白く読みました。終盤にちょっと都合が良すぎない?って感じたのはここだけの話。どこで事件の真相が交差するのだろうと読み進めました。女子高生のイジメの構図がキツくいや~な気持ちになってしまいました。信じられる人がいない中、ラスト南川杏子の孤独が埋まったのが嬉しかった。このまま明日を生きて行って欲しいと願い本を閉じた次第です。2026/10/09
RRR@読書中毒
12
江戸川乱歩賞受賞作品。 PKOで起きたある事案が複雑に絡み合い、というミステリー。戦場で引き金を引かれると、こちらも引き金を引かざるを得ない、正に地獄絵図です。このトラウマの描写とそれを脱するために違法薬物に手を染める、という展開に説得力があり。読み応えあるにはあるけれど、惜しい点があり。少女の姉のことについて、掘り下げるべきでした。これが引っ掛かったこと。読み応えは十分。2026/09/15
みいやん
11
乱歩賞受賞作品。自衛隊、薬物と好みではない素材にお決まりのトラウマかかえた登場人物。面白くないなと思いつつも読み続ければけっこう惹き込まれていった。2026/10/06
manabukimoto
6
PTSDに苛まれるPKO帰りの自衛隊員二人、野島と本庄。 銃器を使用し現地の少女を殺してしまったことで心を病む野島と、同じく現場に居てなす術のなかったことに後悔する本庄。 ピザの配達先の女子高生が殺害された。参考人として警察に聴取される本庄。薬物の売人になっていた野島の元には自死願望の女子高生が現れ… どうにもこうにも繋がらない謎が、最後の二章で急展開(急判明)。時空のすれ違いによる、辻褄合わせ。なるほど。 自衛隊員としての生き辛さと、突き抜けた達観から生じる世界全否定の悪意。 一気に読んだ。2026/09/13
yasuyuki suzuki
6
PKO派遣時の国連メダルが事件の鍵を握る。意外性のある女子高生の行動いじめに対する怨み、違法な薬の登場に困惑される。複雑に入れ込んだストーリー展開に読む手が止まらず一気読みでした。これぞ乱歩賞の真髄を見ました。あなたぜひ読んでこの異色作を堪能して下さい。2026/09/02




