内容説明
終のすみかとなった郊外の町、かつて住んだ川べりの町、ふと足が向く昔なじみの町、愛読書から思いを馳せる古きよき町…いくつもの「わが町」。
目次
1 庭の広い家(手強い相手;坂の多い町;新居の顛末 ほか)
2 昔なじみの町(歩くこと;いまも「わが町」;通いつづけた小粋な町 ほか)
3 今日も地下鉄で(コミューター・ロード;気をつかう;ちょっとした用事 ほか)
4 本で知る風景(『石版東京図絵』を読む)
5 もう一度会いたいひと(ぽっくり;シャープな口もと;謎の女たち ほか)
著者等紹介
常盤新平[トキワシンペイ]
1931年岩手県水沢生まれ。小学校から高校まで仙台で育つ。進学のため上京し、翻訳科を目指しながら出版社に十年間勤務したのち、1969年に独立。ノンフィクションや現代小説の翻訳を手掛けるかたわら、アメリカの文化を紹介する本を次つぎと刊行。1986年には初の小説集『遠いアメリカ』で直木賞を受賞し、市井の人びとの哀歓を描いた作品を発表する。エッセイの名手としても定評があり、著書多数。2013年1月22日、八十一歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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