死なないと、帰れない島

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死なないと、帰れない島

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065401545
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0036

出版社内容情報

誰も知らなかった。
あの日の別れが永遠のものになることを。

「俺たちはここで玉砕するよ……」
「どうか妹たちをお願いします」
「お前にはいろいろと島のことを教えてもらった。ありがとう」
「今度の疎開は一時的なものです。勝ったらまた戻るのです」
「なんで日本はこんな戦争を始めちゃったのだろう」

1944年7月、硫黄島。
それは一時疎開のはずだった――

散り散りになった島民たちは
なぜ今も故郷に帰れないのか?

ベストセラー『硫黄島上陸』著者が、
この国の暗部を暴く傑作ノンフィクション!

【目次】
プロローグ 村が消えた日
第1章 違憲の島を歩く
第2章 トキ坊の夢
第3章 硫黄島少年記
第4章 密室の議事録
第5章 新生硫黄島
第6章 硫黄島民かく戦えり
第7章 祖国は島民を棄てたのか
第8章 2025年の硫黄島
エピローグ 天皇陛下の花


【目次】

プロローグ 村が消えた日
第1章 違憲の島を歩く
第2章 トキ坊の夢
第3章 硫黄島少年記
第4章 密室の議事録
第5章 新生硫黄島
第6章 硫黄島民かく戦えり
第7章 祖国は島民を棄てたのか
第8章 2025年の硫黄島
エピローグ 天皇陛下の花

内容説明

1944年7月、硫黄島。それは一時疎開のはずだった―。散り散りになった島民たちはなぜ今も故郷に帰れないのか?この国の暗部を暴く傑作ノンフィクション!

目次

プロローグ 村が消えた日
第1章 違憲の島を歩く
第2章 トキ坊の夢
第3章 硫黄島少年記
第4章 密室の議事録
第5章 新生硫黄島
第6章 硫黄島民かく戦えり
第7章 祖国は島民を棄てたのか
第8章 2025年の硫黄島
エピローグ 天皇陛下の花

著者等紹介

酒井聡平[サカイソウヘイ]
北海道新聞記者。土曜・日曜は、戦争などの歴史を取材・発信する自称「旧聞記者」として活動する。1976年、北海道生まれ。2023年2月まで5年間、東京支社編集局報道センターに所属し、戦没者遺骨収集事業を所管する厚生労働省や東京五輪、皇室報道などを担当した。硫黄島には計4回渡り、このうち3回は政府派遣の硫黄島戦没者遺骨収集団のボランティアとして渡島した。取材成果はXなどでも発信している。北海道ノンフィクション集団会員。著書に『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』(講談社、第11回山本美香記念国際ジャーナリスト賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kawa

32
太平洋戦の屈指の激戦地のひとつ硫黄島。戦後80年、元・島民とその関係者は、火山活動などの影響を理由に島への帰還が認められてこなかった。ところが戦前のかの島は約1000名の住民が穏やかに暮らすフルーツランド。縁あって遺骨収集活動等に参加の北海道新聞記者の筆者によるなぜ帰還がなぜ認められないかの渾身の調査リポート。法的根拠がないなかでの政府の島民への辛口対応。米国との密約説、防衛庁排他利用説等をその可能性を検討しその秘密に迫る。硫黄島関係者の戦後は未だ終わっていないと思わされる労作だ。2025/09/19

田中峰和

7
戦争前は千人以上の人が住んでいた硫黄島。米軍の攻撃が激しくなると、住人は強制疎開させられた。ただし、16歳以上の男子は軍属として島に残された。降伏を禁じられた少年たちには、洞窟のなかで米軍の火炎放射器によって焼き殺されたものもいる。全国に離散した島民と子孫はいまだに帰島が認められていない。日本固有の領土なのに、旧島民が自由に渡航できないのは、北方領土だけではない。現在居住が認められているのは、自衛隊とその関係者のみ。今でも1万人以上の戦死者の遺体が眠る島。観光活用は困難としても島民の帰還は認めてほしい。2025/09/18

hideto

6
「硫黄島上陸」の著者、酒井聡平さんによる、続編的なノンフィクション。そもそも戦前、硫黄島に多くの人が住んでいたことに驚き。本土復帰しながら、父島や母島とは異なり、居住を許されない理由に迫りますが、よくぞここまで調べ上げたと。米軍、自衛隊が共存してしまっている島となった今、住むには難しい島だとは思いますが、その過去の経緯を知ることができてよかったです。非常に骨太なノンフィクション作品でした。2025/09/02

chuji

4
久喜市立中央図書館の本。2025年7月初版。書き下ろし。明日は敗戦から八十年だが、硫黄島では戦争はまだ終結していない。島民が帰島できていないことは知りませんでした。著者の酒井さんは北海道新聞の記者で、平日は新聞記者として「現在」を、土日は旧聞記者として「過去」を追う自称「旧聞記者」さんでした。オイラ的には、今年のノンフィクション大賞です。2025/08/14

yoshi

3
図書館の書架に呼ばれるように見つけたので借りて読みました。一気読みでした。悲しい歴史と今なお続く帰島問題の真相に迫る素晴らしいノンフィクション。前著の『硫黄島上陸』の後編のような位置づけにあたるように思うので、そちらも読んでみたくなりました。久々に胸の詰まる思いがしながらも読み進めるほかないという読書時間でした。2025/09/15

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