講談社文庫<br> うるうの朝顔

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講談社文庫
うるうの朝顔

  • 水庭 れん【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065398630
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「そうやってズレたまま生きていくの?」

たった一秒が、あなたを変える。未来へ踏み出す一歩となる。
奇跡の花と不思議な青年をめぐる再生の物語。

生きていくうちに心も世界も少しずつズレていく。
この物語は、あなたのズレを優しく整えてくれる。
――凪良ゆうさん

心の霧を晴らしてくれる、人生のヒントが詰まった物語です。
――けんごさん

綿来千晶は、息子に手を上げた夫と離婚したばかりで鬱々とした日々を過ごしていた。彼女は、偶然入った霊園事務所で日置凪という青年に出会う。
親しみやすく価値観の合う凪に、ぽつぽつと悩みを打ち明けると、「ひとつだけ、おとぎ話をさせてください。」と「うるうの朝顔」という不思議な朝顔の種を取り出した。
なんでもその花を咲かせると、現実とはほんの少しだけ変わった過去をもう一度体験でき、その瞬間から始まっていた心の「ズレ」が直るという。
その夜、千晶には、姉が父に殴られた日の記憶がよみがえり……。

第17回小説現代長編新人賞受賞作!

内容説明

日々を鬱々と過ごす千晶は、不思議な青年・凪から奇妙な花の種をもらう。咲かせると一秒だけ現実と異なる過去を追体験することができ、その瞬間生じた心のズレが直るという。その夜、朝顔を咲かせると、夢とも現実ともわからぬ過去が蘇り…。一輪の花が起こす奇跡の物語、第17回小説現代長編新人賞受賞作。

著者等紹介

水庭れん[ミズニワレン]
1995年青森県生まれ、大阪府育ち。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務。2022年、初めて執筆した小説『うるうの朝顔』(本作)で第17回小説現代長編新人賞を受賞し、2023年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

komorebi20

31
うるうとは、1日の秒数が普段の日よりも多いこと、またはその余分な月・日・秒のこと。 それぞれの章の登場人物の悩みに耳を傾ける爽やか青年の日置凪。最終章で凪の屈折した生き方が明らかになり、回収されていく連作短編作品。朝顔が見せてくれた過去のズレ(真実)に気付いた時にそれぞれの人物が、この後どう生きていくのか。結末まで描かれていないのでとても余韻が残りました。2025/11/04

よっち

20
心のズレが直る不思議な朝顔の種「うるうの朝顔」。霊園事務所で働く青年・日置凪からもらった種が、出会った人々を少しずつ変えてゆく連作短編集。息子に手を上げた夫と離婚したばかりで鬱々とした日々を過ごす母、誰にも語らなかった過去の悔恨を抱えてきた男、大切なものを見失いかけていた男が抱える複雑な想い、亡くなった先生の幽霊を見るようになった少女。少しだけ変わった過去をもう一度体験できて、彼女たちの変化の兆しを目の当たりにして、凪自身もまた目を背けていた苦い過去に向き合うことを決意する結末には確かな希望がありました。2025/06/13

イシカミハサミ

16
うるうとは、余分な月・日・秒のこと。 うるうの朝顔は、うまく咲くと使用者の過去を追体験させ、またその過去に1秒間が挿入、または削除される花。 その「うるう」の1秒によって『ズレ』が正される花。 感想を端的に言うと、面白かったけれど、面白がりきれなかった本。 まず設定に制限が少なくて大抵のことは解決できるという点。 そして最後のエピソードも担うことになる主人公が鈍すぎて、必要以上にエピソードを重たくしている点。 特にもう一人の幼馴染への勘違いは少し考えればわかるレベルとしか思えなかった。2025/08/15

ICHI (atomic)

6
初作家 第17回小説現代長編新人賞受賞 1秒が…あなたを変える。必要なのは『1粒の種』。奇跡の花と不思議な青年をめぐる再生の物語 あの日あの時の一瞬の『ズレ』で変わる瞬間は誰にでもあるだろうから、『種』に巡りあえたことは奇跡で幸運だと思う😊胸三寸の世界🏵️ 共感できるものあれば出来ないものもあるのは、価値観でそれもまた良い。凪の物語は切なくなった。 凪良ゆうさんの帯に惹かれて購入したが、帯どおりで良かった。2025/06/19

さくら華恋

2
単行本が出た時に凪良ゆうさんが絶賛してて買うか悩んでいたら文庫版が出ていたので購入しました、作者さん若いのによくこんな話が書けるなと感心しました、夏に読むのにぴったりの小説でした。2025/07/03

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