出版社内容情報
SATを出すまでもないが警官には危険と思われる、凶悪事件に発展しそうな事案を担当する組織が新設された──新・警察ミステリー誕生!
警視庁特殊班は新設部署である。庁内では「SAT-light」と呼ばれている。SATやSITなどの特殊部隊が出動するまでもないが、一般の警察官が対処するには危険すぎる事案を担当する。具体的には、カジノや裏風俗店への着手支援、一般人の身辺保護、反社会勢力の組織の摘発などだ。そんな特殊班が今回出動したのは、都内で起きた地下アイドルへのストーカー案件。生活安全課ストーカー対策室からの要請を受け、対象女性の保護に出向いたものだった。ナイフを向けて保護対象に接触しようとした被疑者を班員が無事確保。ミッションは完了したかに思われた。だが、被疑者の自供から芸能事務所による「管理売春」の疑惑が持ち上がる。SAT-lightは真相究明に乗り出すことになった……。
内容説明
警視庁特殊班は新設部署。庁内では「SAT‐light」と呼ばれる。SATなどの特殊部隊が出動するまでもないが、警察官が対処するには危険すぎる事案を担当する。そんな特殊班が今回出動したのは、地下アイドルへのストーカー案件。被疑者を確保するも、管理売春の疑惑が…。文庫オリジナル・警察ミステリー。
著者等紹介
矢月秀作[ヤヅキシュウサク]
1964年、兵庫県生まれ。文芸誌の編集を経て、1994年に『冗舌な死者』で作家デビュー。ハードアクションを中心にさまざまな作品を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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