出版社内容情報
個人と集団の栄養評価から教材作成、指導案作成など実践的内容が身に付く。対人コミュニケーション重視の改訂版。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」準拠。
対象者の把握に欠かせない対人コミュニケーションを重視した改訂。栄養相談場面と対象者とのシナリオが充実。応用栄養学実習で習得した「栄養管理(ケア)プロセス」の、栄養スクリーニング→栄養評価→栄養診断→栄養介入(計画、実施)→栄養モニタリングと評価、アウトカムの流れと、PDCAサイクルによる「栄養教育マネジメント」を組み合わせた構成。栄養管理プロセスのSOAP様式やPES報告文などを用いた報告ができるようになる。
【目次】
0. 栄養教育論実習にあたって
0.1 多様な人の行動の本質の理解と枠組みを,栄養教育プログラム展開に活用する
0.2 栄養教育論実習では何を習得するのか
0.3 相談場面と事例
【対象者とのコミュニケーション】
1. 栄養教育のための対人コミュニケーションの基本 .
1.1 管理栄養士の心がまえ:服装,マナー,態度,倫理
1.2 対象者とのかかわり,対人スキルの基礎 .
1.3 対話力を高める
2. 栄養教育のためのカウンセリングの基本とロールプレイ
2.1 栄養教育に必要なカウンセリング基礎力
2.2 相談ロールプレイ:気持ちを受けとめる
【対象者の把握と栄養介入の技術】
3. 対象者の把握:栄養評価,栄養診断
3.1 栄養スクリーニング
3.2 栄養評価
3.3 課題の抽出と優先順位の決定
3.4 栄養診断
4. 栄養介入実施のための技術
4.1 食物・栄養素の提供(ND)
4.2 栄養教育(E)
4.3 栄養カウンセリング(C)
4.4 栄養管理の関連領域との調整(RC)
5. 栄養介入計画:栄養教育プログラムの立案
5.1 個人栄養教育:保健指導における課題抽出と優先課題の決定,目標設定
5.2 集団栄養教育:課題抽出,優先課題の決定,目標と評価の設定,年間計画の立案
5.3 栄養教育に活かす質問票(アンケート)による調査を用いた評価
【栄養教育マネジメント】
6. 個人栄養教育マネジメント:医療における指導と保健指導
6.1 病室訪問のシミュレーションによる栄養教育
6.2 生活習慣病予防の特定保健指導における栄養教育
7. 集団栄養教育マネジメント:対象集団の特徴やライフステージ,ライフスタイル別の指導案
7.1 集団栄養教育プログラムの指導案作成と実施
7.2 集団栄養教育プログラムの指導案を用いた実施と評価
【集団栄養教育プログラムの指導案集】
A. 地域における集団栄養教育プログラムの指導案例
指導案I 地域で行う幼児のための食育プログラム例
指導案II 調理実演を組み込んだ高齢者のための骨粗鬆症予防教室例
指導案III 参加型教育による妊婦(両親)教室の例
B. 福祉における集団栄養教育プログラムの指導案例
指導案IV 保育所(園)における年中児への食育プログラム例
C. 医療における集団栄養教育プログラムの指導案例
指導案V 病院での糖尿病教室指導案例
指導案VI メタボリックシンドローム患者のための健康教室例
D. 学校における集団栄養教育プログラムの指導案例.
指導案VII 学級担任と栄養教諭(学校給食栄養管理者)のチームティーチング(TT)による学級活動例
指導案VIII 給食時間における食に関する指導案例



