出版社内容情報
桜乃あかりには、だれかが助けを求める姿が「視える」。
その力のせいで仲間外れにされたり、友だちを失ったりしてから、
「友だちはいらない」と、心をとざしていた。
私立中学に入学してしばらくたったころ、あかりの「視える力」――「SOS」が発動！
視えたのは、クラスメイトの市野さん。しかも、市野さんは翌日から学校を休んでしまった。
気になる。でも、どうすればいいの？
いっしょにクラスの「お助け係」をしている、
ノリのいい小野寺くんと、いつも冷静で頭がいい早乙女くんも、
市野さんのことを心配しているけれど……。
＜小学中級から。すべての漢字にふりがなつき＞
内容説明
青い鳥文庫小説賞金賞受賞作家の新シリーズ！中１の桜乃あかりは、だれかが助けを求める姿が「視えてしまう」。能力のせいでつらい思いをし、推しの動画を見ることだけを楽しみにすごしていたある日、あかりの能力＝「ＳＯＳ」が発動！視えたのはクラスメイト。しかも翌日から学校に来なくなってしまった。気になる。でも、この能力のことはだれにも言っていない…。どうすればいいの？小学中級から。
著者等紹介
くるたつむぎ［クルタツムギ］
関西大学社会学部卒業。『流れ星フレンズ』にて第６回青い鳥文庫小説賞一般部門で金賞を受賞し、作家デビュー
朝日川日和［アサヒカワヒヨリ］
香川県生まれ。ゲームのキャラクターデザインや、児童書のさし絵などで幅広く活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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イカまりこ
5
誰かのピンチが映像として頭に流れ込んでくる特殊能力を持った主人公。人助けができるじゃん！とはならず、いじめに繋がってしまった過去を持つ。設定が面白い。中学に進学して出会った男子と協力して大きな組織に挑んでく。単純だけど時事問題に絡めた物語は対象読者層に何かしらの影響を与えると思う。闇バイトって軽い言葉で犯罪行為を薄めている現実とか、軽率に加担しちゃいけないとか教訓になる。どの子もキャラ設定が良くてもっと深く知りたくなる子ばかりだった。続きが楽しみな新作だった。2025/02/01
