出版社内容情報
ドラッガー、ジョブズが絶賛したアンドリュー・グローブの戦時の経営書、待望の復刊!本書では、戦時のリーダーはどうビジネスの転換点を見極め、乗り切るべきかを解説。
内容説明
産業を変え、企業をも飲み込んでしまう「戦略転換点」は必ずやってくる。これを見過ごしたら、企業にとっても、個人のキャリアにとっても命とりだ。バグで4億7500万ドルの損失計上、日本メーカーの攻勢で決断した主力メモリー事業からの撤退など、数々の修羅場を乗り越えたパラノイアである著者が、「戦略転換点」を見極め、予測不可能な世界でしぶとく生き残る方法を教える。
目次
第1章 何かが変わった―新しいルールが敷かれ、われわれは5億ドル近くの損失を被った
第2章 「10X」の変化―移行期のビジネスへの影響は深刻で、その畤のマネジメントいかんで企業の将来が決まる
第3章 コンピューター業界の変貌―コンピューティングの基盤だけでなく、競争の基盤も変化した
第4章 それは、どこにでも起こる戦略転換点は、IT業界特有の現象ではなく、誰の身にも降りかかる
第5章 われわれの手でやろうじゃないか?―メモリー事業の危機を克服し、われわれは戦略転換点の何たるかを学んだ
第6章 「シグナル」か、「ノイズ」か―シグナルを見分ける唯一の方法は、広く深く議論することである
第7章 カオスに支配させよう―解決は、実験から生まれる。殻を破ることから新たな発想が生まれる
第8章 カオスの手綱をとる―何を追求するかだけでなく、何を追求しないかを明確にすることが重要だ
第9章 インターネットはノイズか、シグナルか―数千億ドル規模の市場を左右するものは、それが何であろうと見逃せない
第10章 キャリア転換点―環境変化によるキャリア転換点は、人の資質にかかわらず、誰にでもやってくる
著者等紹介
グローブ,アンドリュー・S.[グローブ,アンドリューS.] [Grove,Andrew S.]
元インテルコーポレーション会長兼CEO(最高経営責任者)。1936年、ハンガリーで生まれる。ニューヨーク市立大学を卒業、理学士(ケミカル・エンジニアリング)。1963年、カリフォルニア大学より博士号を取得。フェアチャイルド社研究所勤務を経て、1967年、同研究所アシスタント・ディレクター。1968年、故ロバート・ノイス博士およびゴードン・ムーア博士とインテルコーポレーション設立に参画。1975年、上席副社長に就任。1976年、COO(最高執行責任者)に、1979年、社長に就任
佐々木かをり[ササキカオリ]
通訳や翻訳を提供する株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役社長、ダイバーシティコンサルティングの株式会社イー・ウーマン代表取締役社長。「国際女性ビジネス会議」実行委員長。また現在、上場企業等の社外取締役、博物館等の経営委員・理事、政府審議会委員等を務める。国内外で1500回以上の講演を行う。上智大学外国語学部卒業。米国エルマイラ大学より名誉博士号授与。「ニュースステーション」レポーター、「CBSドキュメント」アンカーなども歴任
小澤隆生[オザワタカオ]
1995年に早稲田大学を卒業後、CSK(現SCSK)に入社。1999年eコマース事業を展開するビズシークを創業、2001年に楽天へ売却。以降、楽天オークション担当役員や楽天野球団の創設に従事。2006年楽天グループを退社し、スタートアップへの投資やコンサルティングを行う。2011年にクロコスを設立し取締役就任後、2012年にクロコスをヤフーに売却し、ヤフーグループの一員に。YJキャピタル代表取締役を経て2013年7月よりヤフー株式会社執行役員、ショッピングカンパニー長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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