出版社内容情報
短歌AIを開発しながら考えた、人間だけにできること、AIにしかできないこと。
「型」と「らしさ」を身につけるには?
AIが学んでいく姿から、短歌の面白さも見えてくる!
内容説明
「型」と「らしさ」を身につけるには?AIが学んでいく姿から、短歌の面白さも見えてくる。“短歌AI”を開発しながら考えた人間だけにできること、AIにしかできないこと。
目次
第1章 “短歌AI”とは何か(新聞社のつくる“短歌AI”;メディア研究開発センターというところ ほか)
第2章 型を身につける(「短歌を生成する」とはどういうことか;定型を満たす短歌の生成 ほか)
第3章 「読む」前に「読む」(短歌AIの学習データ;擬似的な短歌を学習データにする ほか)
第4章 言葉を飛ばす(言語モデルが言葉を生成するとき;いろいろな言葉のつなぎ方 ほか)
第5章 うまく付き合う(「勝ち負け」しかないのだろうか;壁打ち相手になってくれたら ほか)
著者等紹介
浦川通[ウラカワトオル]
1988年、埼玉県生まれ。メディアアート・広告制作を経て、2019年より朝日新聞社にて自然言語処理の研究開発に従事。AI生成を一部に含む連作「バニラ・シークエンス」で第64回短歌研究新人賞最終選考通過(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
46
AI。昨今スマホにさえ搭載されているもの。そしてAIは人間と比べられてしまう。そんなAIで短歌を作ろうとした著者がAIがどのように短歌を詠むのかをまとめたのが本書になる。AIの技術が好きな人・短歌が好きな人にはハマる内容となっている。私としてはAIは言葉を紡いで情景を創造して歌を詠む。人間は情景から言葉を創造して歌を詠むかなって思った!2024/09/23
ま
26
短歌にもAIにも興味のある私には一粒で二度おいしい。いろんな読み味がありうる本。私は短歌を切り口にAIと人間について考えた。今まで人間が生み出してきた言葉からしか言葉を紡げないAIが作る「当たり前」短歌を、どうチューニングして適度に飛躍させ、世界を作っていくか。そのストラテジーが面白い。翻ってみれば「今までの言葉からしか紡げない」のは人間も同じであって、AIの思考を通じて人間の思考にも思いを馳せることになる。2025/08/06
まぁみ
15
Audible にて。一読してこれは活字で読みたいと思い、購入しちゃった。分かりやすいデータでとても面白かった。またゆっくり活字を再読したい。2025/01/29
青雲空
7
AIができること、できないことが、短歌を通してとても分かりやすく理解できた。AIを恐がる必要はないし、逆に任せてしまえばいいことも分かる。 俵万智さんの作品と読ませると万智風の短歌はできるけど、しかし上の句を与えて、下の句を詠ませる実験をしてみると、やはり本人の作には及ばない。またゼロからAIは短歌を詠まない。やはり人の感覚と記憶と感動に基づき湧いてくるものなんですね、文学も音楽も絵画も、きっと。 2025/01/11
かば
6
人文知とはかくあるべし。TOP-K法とTOP-p法でランダム性を制御。AI生成短歌を人間がどう直したかが重要?2024/06/23