出版社内容情報
女にゃ弱いが腕は立つ。
狙うは一攫千金!
嵐丸に破れぬ屋根はない。
一匹狼の盗賊・嵐丸は桶狭間での敗戦後も賑わいが続く駿府にいた。
武家屋敷に侵入し、隠し金山の地図を目にした嵐丸は濡れ手に泡のぼろ儲けをもくろむが、腐れ縁で美貌の女盗賊・麻耶が計画に絡んでくる。さらに怪しい牢人・沢木も登場し、各自の思惑が交錯。
騙し騙され、三つ巴のお宝争奪戦が始まった──。
『八丁堀のおゆう』『入舟長屋のおみわ』著者の新シリーズスタート!
文庫書下ろし痛快時代小説。
内容説明
一匹狼の盗賊・嵐丸は桶狭間での敗戦後も賑わいが続く駿府にいた。武家屋敷に侵入し、隠し金山の地図を目にした嵐丸は一攫千金をもくろむが、腐れ縁で美貌の女盗賊・麻耶が計画に絡んでくる。さらに怪しい牢人・沢木も登場し、各自の思惑が交錯。騙し騙され、お宝争奪戦の勝者は果たして誰に。
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』が第13回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉となり2015年デビュー。同作はシリーズ化され、人気を博している。’18年『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fuku3
24
2024.7.27読了。時は桶狭間で今川義元が倒された少し後。場所は駿府。ひとり働きの盗賊嵐丸は武家屋敷に侵入し隠し金山の絵図を手に入れた。大金を手に入れようと企むが、昔からの腐れ縁、美貌の麻耶と牢人の沢木が金山の絵図を嗅ぎつけお宝に有り付こうと嵐丸に付き纏う。山本氏にしては中盤の展開がややもたつきを感じたが、後半はスピーディーに進み面白かった。最後のタネ明かしはそんなに驚きは無かった。もうひと捻り欲しかった。沢木がのちに出世して誰になったの⁉︎嵐丸と麻耶はルパンと不二子ちゃんの関係性に似ている!2024/07/27
史
8
時は戦国。桶狭間の戦いが終わりし東海の今川領にて盗人があれよあれよと権謀術数に巻き込まれる。しかし二転三転、その盗人はただのチンケな盗人ということもなく……。というお話。バディな雰囲気も相まって中々楽しませてくれます。悪くない。2024/11/27
ドットジェピー
5
面白かったです2024/07/11
だな
2
面白かった2024/07/29
Satochan
1
時は戦国、舞台は義元亡き後の駿河。後を継いだ今川氏真に昔日の力はなく、治安も今ひとつと見た主人公の盗賊嵐丸。狙うは氏真の側近三浦右衛門佐義鎮の屋敷。忍び込んでみたらお宝はなかったが、お宝の地図らしきものがあった。さてどうするか。。というお話。戦国大名、国衆、忍者が入り乱れて、騙し騙され、戦う大活劇。面白いですね。続編も読んでみよっと。2025/06/29