出版社内容情報
ぼくのうちで、猫を飼うことになった。名前は「ミーコ」。かわいらしい猫だけど、ほかの猫みたいに元気に遊ばない。祭りを見せにつれていったら腰抜かす。ぶさいくなミーコ、あほのミーコ。でも、そのうちミーコは歩けなくなっていた。
ちいさな生きものとの出会い、そして別れを描いた、著者の自伝的絵本。
内容説明
ぼくの、はじめての、ねこ。長谷川義史が初めて描く、子ども時代に飼った猫の話。
著者等紹介
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪府生まれ。絵本の翻訳も手がける。『おたまさんのおかいさん』(文/日之出の絵本制作実行委員会 解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で第13回日本絵本賞、第57回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
142
長谷川 義史、6作目です。著者の自伝的、ペットロス絵本、 ミーコが健気で可哀想だにゃあ(=^・^=) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006718.000001719.html 【読メ😻猫部】 2024/11/17
わむう
28
近所でたくさん生まれた子猫の中から一番可愛い子猫を引き取った長谷川少年。しかし生まれつき病弱で寝てばかりで、思っていたように一緒に遊べない。そんなミーコはやはり寿命が短く、悲しい別れが。長谷川さんの自伝的絵本でした。2025/02/06
ヒラP@ehon.gohon
25
長谷川さんの実体験だそうです。 私の家にはじめて来たねこに、あまりにそっくりで胸がいっぱいになりました。 道でないている赤ちゃんねこを、見棄てられずに拾って来たのがそのねことの出会いでした。 可愛いけれど弱々しくて、1年と経たずに死んでしまいました。 何をしてあげられただろうと思いつつ、必死に相手にしてくれたのは、そのねこの精一杯だったことが思い出されます。 長谷川さん、この絵本はきついです。 2025/02/13
anne@灯れ松明の火
24
隣市新着棚で。長谷川さんの自伝的絵本シリーズ。子どもの頃、猫を飼うことになった。たくさんいる兄弟の中から一番かわいいのを選んで、「ミーコ」と名付け。でも、ミーコは小さいままで、元気がなくなっていって……。大切な思い出をずっと温めてみえたのだろうか。表紙のかわいらしさで、猫好きさんが手に取ると、切ない話に驚くかもしれない。2024/11/25
Cinejazz
17
〝ぼくが小学2年生の春休みに、うちで猫を飼うことになった。その仔を<ミーコ>とよんだ。可愛らしい猫だけど、ほかの猫みたいに元気に遊ばない。お祭りを見せに連れていったら、腰抜かす。不細工なミーコ、阿保のミーコ・・・。 そのうちミーコは、歩けなくなっていった・・・〟仔猫との出会い、そして別れ。作者<長谷川義史>さんの実体験をもとに描かれたという絵本。2025/06/09