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出版社内容情報
勉強もバイトも続かないヤンキー高校生の小林は、自分と同様に苦手なことが多いが様々な工夫をして頑張っている宇野に感化され、自分も変わろうと動き出した。夏休みの天文部の活動に参加するため、久しぶり(?)のテスト勉強に挑む!家だと集中して勉強できない小林は宇野と一緒にカフェで勉強をすることに。しかし、いざ勉強を始めようとしても何から手を付けていいかわからず全く進まない。そんな彼のもとにバイト先の先輩・山田が声をかけてきて…。
上手く生きるのが難しい無重力な世界で懸命に歩き続ける2人の少年の奮闘記、待望の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
74
天文部に入ったことで、巻き起こる幾つかの出来事。ヤンキー小林は学業に向かい合い、宇野は人間関係の負荷に悩む。嫌な事を投げ出してきた小林は、改めて助けてくれる周囲の人々の存在に気づき、差し伸べられた手を握る勇気を得た。山田さんや、望月くん、みんな優しいし、なんなら小林きっかけで成長していく関係性がいい。宇野は今までに無かった“友達”との交流に、意図せぬ疲労感が・・・。純粋な分だけ新しい体験を乗り越えていかなければならない、疲労が溜まるのも解るなぁ・・・。2024/06/05
ターボはっちゃん
52
ここまで「出来なさ」やそれに伴う「不安」や「いら立ち」に焦点を当てた漫画はこれまで読んだことがない。作中で描かれる感情はすごく理解できるし、そういった感情と向き合う小林や登場人物たちを応援したくなる。この作品がマンガ大賞を受賞したことに希望が持てた。2024/11/21
ナミのママ
52
マンガ大賞受賞作シリーズ2巻目。対照的ではあるが生きづらさを抱えた男子高校生の2人。天文部の野外活動、定期テスト、アルバイトと日常生活がテーマ。当事者を抱えた知人からは「ちょっと違うんだけど…」と渡された。確かに1人ずつ違うよね。少しずつ周囲とわかりあえていくあたたかいストーリー。彼らの悩みは障害に限らず誰にでもあるのかも。人との繋がりを改めて考えるきっかけになった。2024/06/05
アクビちゃん@新潮部😻
35
格好良くなんでも出来るように見えてる人だって、みんな多少なりとも生きづらさを抱えて生きている。生きにくいからこそ、いっぱい悩んで考えて、いつかはスムーズに生きていけたら良いよね。主人公の高校生たちにエールを送りつつ、自分もエールを送られたように感じる流石の漫画大賞受賞作品です。2024/06/16
niko
22
未完。広い宇宙に比べたら自分の悩みなんてちっぽけなこと…なんて簡単に思えないのって、自分自身もちっぽけだからなんだよね。わかるよ。今回も共感するところが多くて刺さった。頑張っても結果が出ないこと、壁にぶつかって歩みが止まってしまうこと、それでもなお続けなければならない努力があること。人生って不安なことばかりで怖いよね。はっきり答えが出るわけではないけれど、読むことで見える景色が変わる作品なんだよなあ。2024/05/23
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