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出版社内容情報
江戸っ子に学ぶ、歌舞伎と浮世絵の楽しみ方
江戸庶民文化の華と称され、いまや日本文化の代表とも言える「歌舞伎」と「浮世絵」。江戸の暮らしとともにあったこのふたつの文化は、相互に影響し合いながら発展してきました。
本書は、「浮世絵を見ることで歌舞伎がよくわかる、歌舞伎を知ることで浮世絵がもっと楽しくなる」をコンセプトに、江戸の日常、浮世絵と歌舞伎の歴史、歌舞伎の名作・名場面などさまざまな切り口で、歌舞伎と浮世絵の関係をひもときます。東洲斎写楽の役者大首絵はもちろん、葛飾北斎による着せ替え人形遊びのような役者絵、歌舞伎役者が広告塔となって商品を宣伝する浮世絵まで、浮世絵と歌舞伎の分かちがたい2つの魅力を、100点を超える作例とともに紹介します。
浮世絵コレクターとしても名高い歌舞伎役者・市川猿之助丈のインタビューも収録。猿之助丈秘蔵の浮世絵も掲載。
【編集担当からのおすすめ情報】
「歌舞伎の浮世絵」と聞くと、役者の顔が大きく描かれたいわゆる「役者絵」を想像します。ところが、江戸時代に制作された浮世絵の約半数が歌舞伎に材を取っているといわれるほど、歌舞伎を描いた浮世絵の作例は多岐にわたります。こどもがあそぶ双六が描かれた浮世絵や、地震を鎮める護符のような役割を果たした浮世絵など、浮世絵の意外な役割、歌舞伎との組み合わせを楽しんでください。
内容説明
遊び上手な江戸っ子に学ぶ、歌舞伎と浮世絵の粋な楽しみ方。江戸の大スター・市川團十郎の足跡を浮世絵で辿る!浮世絵で見る歌舞伎の名作・名場面。魔除けに広告、訃報まで!?歌舞伎と浮世絵の意外なタッグ。スクープやファッション情報は、浮世絵を見てそつなくゲット。
目次
第1章 江戸っ子は芝居と浮世絵が大好き!(役者絵はいつでも売れ筋の人気商品;芝居町は江戸の娯楽スポット ほか)
第2章 浮世絵と歌舞伎で読み解く江戸時代(浮世絵×歌舞伎年表;始まりは出雲お国の歌舞伎踊り ほか)
第3章 浮世絵で見る歌舞伎の名シーン(宙乗りは江戸時代に始まった!義経千本桜;わが子の首実検の名場面が涙を誘う 菅原伝授手習鑑 ほか)
第4章 江戸の大スター市川團十郎家(代々の市川團十郎;「荒事」と初代・二代・三代 ほか)
第5章 大スクープは歌舞伎と浮世絵で知る―「赤穂事件」から『仮名手本忠臣蔵』へ(不滅の人気演目『忠臣蔵』;名場面其の一 大序・三段目・四段目 ほか)
著者等紹介
藤澤茜[フジサワアカネ]
神奈川大学国際日本学部准教授。国際浮世絵学会常任理事。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。専門は江戸文化史、演劇史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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