出版社内容情報
累計25万部『珈琲屋の人々』シリーズ著者が描く、
酒場“人情”小説。
串揚げか味噌おでん、漬物、酒。
千円「いちまいセット」と、人々の物語に。
あなたの心が温まる。
ひとときの安らぎを求めて、酒場『いっぱい』に、
今宵も客がふらりとやってくる。
西武新宿駅に近い裏通り。酒場『いっぱい』には、店主室井諒三自慢の「いちまいセット」――千円でビールか焼酎、串揚げ四本か味噌おでん、漬物の小鉢がつく――と、ひとときの安らぎを求めて今夜もふらりと客がやってくる。
しみじみ心温まる人間ドラマに定評のある著者が描く酒場人情小説。
〈文庫オリジナル〉
内容説明
西武新宿駅に近い裏通り。酒場『いっぱい』には、店主室井諒三自慢の「いちまいセット」―千円でビールか焼酎、串揚げ四本か味噌おでん、漬物の小鉢がつく―と、ひとときの安らぎを求めて今夜もふらりと客がやってくる。しみじみ心温まる人間ドラマに定評のある著者が描く酒場人情小説。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年、愛知県豊橋市生まれ。1998年、『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
239
居酒屋「いっぱい」の名物はビールか焼酎に味噌ダレの串揚げに漬物の小鉢が付いて千円の「いちまいセット」。訳アリの強面だが優しい性格の店主・諒三は憩いと癒しを求めて店を訪れる客たちの悩みの人生相談にも乗ってくれる。現代社会の抱える問題にサラリと答をもらえる大人の人情小説で心がほっこりとする読み心地の味わい深くて心安らぐ連作短編集でした。後半では諒三さんの出自の謎が明かされまして彼こそ他人を思い遣るだけでなく幸せになって欲しいのにと思わされ、結末は衝撃的でしたので続編を強く熱望しますね。#NetGalleyJP2024/08/01
おしゃべりメガネ
85
う~ん、勿体ない一冊でしたね~。静かな酒場で繰り広げられる人情物語がベースですが、読み進めていくうちにちょっと既視感があらわれ、なんだろうなぁと思ってましたが、ぶっちゃけ本作は作者さんの『珈琲屋』シリーズの舞台を居酒屋に移し、主人公も喫茶店のマスターから居酒屋の大将になっただけかもと。主人公のワケあり感もほぼ一緒で、そんな主人公に思いを寄せる美魔女風キャラも一緒。せっかく設定とかはいい感じなのに、ホント勿体なかったですね。登場人物も皆さん、なんか極端な思考&言動で、イマイチ作品に入りきれず、ホント残念。2026/02/01
まさきち
74
店主に暗い過去があり、そんな彼を慕う女性がいて、常連客達のちょっとしたトラブルを解きほぐしていく。まさに『珈琲屋の人々』の居酒屋版。ただしこちらはきな臭さが絡んできているのが印象的。それはやはり西武新宿駅裏という店の立地からか。読み終わってぜひとも味噌味のおでんと串カツを味わってみたい気分になりました。2024/06/04
ゆのん
53
西武新宿駅近くの裏通りにある小さくて汚い酒場『いっぱい』。この店の売りは『いちまいセット』だ。小ぶりの串揚げ3本は2本が味噌ダレの串カツで1本は野菜。寒くなれば味噌おでんも選べる。ビールに漬物がついて1000円札一枚だから『いちまいセット』。様々な客が様々な問題を抱えて店にやってくる。ストーカーや薬物、売春など決して軽い問題ではないが『鬼の目』を持つ訳あり店主や常連客が良い関係性で気負わずに読める。8話から成る連作になっていて読みやすいし、常連客や店主のその後もかなり気になる。続編が出ると良いな。2024/05/18
Kurara
41
★3 池永さん名前は存じてますが初読みです。タイトルからしてのほほ~んとした居酒屋のお話かと思いきや訳アリと思わせる店主とそこに来る癖のあるお客たちのストーカーまがいの話へと流れていったのでリアルすぎて怖かった。結局店主ってどんな人だったの??#NetGalleyJP2024/06/10




