出版社内容情報
“今”の京都の声でよみがえる、源氏物語!
「紫式部が隣でおしゃべりしているかのように綴られる、
若き日の「光君」の物語に、ぐっと引き込まれました」
―本上まなみ(俳優・エッセイスト)
「桐壺」帖から「葵」帖までの9帖を原文に忠実に訳した、
作家・いしいしんじによる平安京の大ベストセラー恋愛物語。
光源氏が誕生する「桐壺」帖から、のちに最愛の女性となる紫の上が登場する「若紫」帖を経て、
正妻・葵の上のもののけによる死が描かれる「葵」帖(源氏23歳頃)まで、
9帖を抄訳して収録。光(ひかる)君(くん)の若き日の成長譚と、さまざまな姫君たちとの華麗な恋愛絵巻が描かれます。
源氏物語に詳しい人はもちろん、読むことを敬遠してきた人へ。
令和に蘇る平安の宮中恋愛劇を、ゆるりとお楽しみください。
内容説明
平安の都で生まれた、文学史上の傑作長編は、もともと「京ことば」で著されたはず。いまの京都弁で訳してみると、「完璧なイケメン」の光源氏と、彼に関わっていくお姫さまたちとの恋愛が噂話を聞くようにリアルに蘇る。光源氏の誕生から二十代前半までの冒頭九帖を忠実に訳した、読みやすくて楽しい源氏物語。
著者等紹介
いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒。’96年、短篇集『とーきょーいしいあるき』(のち『東京夜話』に改題して文庫化)、2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。’03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、’12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、’16年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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niisun
遠い日
Balzac's coffee
ハシモ
よし