出版社内容情報
魚之進のもとに嫁いできたおのぶは、より積極的に事件の解明に関わるようになった。そして早速、二人で小網町を歩いていると、「クジラの活きづくり」の話を聞きつける。あまりに豪快で突拍子もない料理の仕方に、魚之進は味見方としてほっておけなくなる。奉行の筒井に報告すると死人も出ているという。相談の上、クジラ肉を商う「海獣屋」という店のことを魚之進が調べてみることに……。大人気「味見方同心」、待望の新シリーズ開始!
内容説明
魚之進のもとに嫁いできたおのぶは、より積極的に事件の解明に関わるようになった。二人で小網町を歩いていると、「クジラの活きづくり」の話を聞きつける。突拍子もない料理の仕方に、魚之進は放っておけなくなり、クジラ肉を商う「海獣屋」を調べてみることに。大人気書下ろし時代小説、新シリーズ開始!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい!2016年版」(宝島社)では文庫書き下ろし部門作家別ランキング1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やも
77
はじめて行った本屋さんで目立つ場所に置いてあったから、気になって買ってみた。そしたらこれが当たり🎯面白い‼️シリーズ第3弾らしいけど、そんなに気にならずに読めた。岡っ引きの魚之進が、食べ物に絡んだ事件を解決していく。嫁のおのぶをはじめ脇を固めるキャラクターも良し、トホホでズコーな可愛い会話も良し、事件もガチで難しくて惹き込まれるのも良し、出てくる料理描写も美味しそう&物珍しくて良し✨サクッと楽しめて良いね。これは前のシリーズも読んでみよう😁2024/12/15
みかんめろん@RS
30
図書館本。私の大好きな神楽坂淳先生と名前(本棚の位置)が近いので前から気になっていた作家さん。魚之進とおのぶ夫妻の相性と言うか空気感にほっこりします。おのぶの良妻ぶりが良いですね。武芸は得意でなく危ない目にもあった魚之進だけど準備万端のおかげで怪我無くて良かったね。それなりに面白くはありましたが結末が拍子抜けするものが多く続きを読みたいとは思わないかな。星2つ★★2025/04/07
ひさか
28
2023年12月講談社文庫刊。書き下ろし。魔食シリーズ1作目。化かされそば、化粧寿司、カラスの黒鍋、クジラの活きづくり、の4つの連作短編。新シリーズとは知らなかった。てっきり隠密シリーズ1作目のくじらの姿焼き騒動の改題かと…。おのぶの新妻ぶりというか隠された能力が魚之進との暮しで発揮されるのが楽しい。次回が楽しみです。2024/02/19
み
16
さくさくと♪おのぶさんと仲良く暮らしてますね。軽〜く読めます。2025/04/28
一五
11
ちょっと変わり者かもの、妻おのぶ面白くて良い。2024/07/10