講談社文芸文庫<br> “世界史”の哲学〈3〉東洋篇

個数:
電子版価格
¥3,344
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文芸文庫
“世界史”の哲学〈3〉東洋篇

  • 大澤 真幸【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 講談社(2023/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 64pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月29日 19時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 789p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065336465
  • NDC分類 102
  • Cコード C0110

出版社内容情報

12世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの誕生と死を根底に置いた西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第3弾。

「問うこと」にこそ知性の働きの中心はある。本質的な問いは素朴な疑問に由来する。

中国社会とインド社会は、互いに拒絶し合っていると言ってよいほどに影響関係が乏しく、また外見的にもおよそ似ていない。にもかかわらず、両者を同じ平面に位置づけることができるのである。いや、それどころか、その「同じ論理の平面」こそが、両者の間の影響の少なさや対照的な社会構造を説明することになるだろう。その平面を規定しているのは、贈与(とその展開)の原理である。(本文より)

目次
第1章 世界史における圧倒的な不均衡
第2章 新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋
第3章 受け取る皇帝/受け取らない神
第4章 「東」という歴史的単位
第5章 解脱としての自由
第6章 二つの遍歴集団
第7章 カーストの内部と外部
第8章 救済のための大きな乗り物
第9章 「空」の無関心
第10章 曼荼羅と磔刑図
第11章 インドと中国
第12章 カーストの基底としての贈与
第13章 闘争としての贈与
第14章 自分自身を贈る
第15章 双子という危険
第16章 贈与の謎を解く
第17章 供犠の時代の調停的審級
第18章 国家に向かう社会/国家に抗する社会
第19章 三国志の悪夢
第20章 驚異的な文民統制
第21章 国家は盗賊か?
第22章 華夷秩序
第23章 人は死して名を留む
第24章 皇帝権力の存立機制
第25章 「母の時代」から「父の時代」へ、そしてさらなる飛躍
第26章 文字の帝国
第27章 漢字の呪力
第28章 「天子」から「神の子」へ

内容説明

一二世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの死を根底に置き西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第三弾。

目次

世界史における圧倒的な不均衡
新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋
受け取る皇帝/受け取らない神
「東」という歴史的単位
解説としての自由
二つの遍歴集団
カーストの内部と外部
救済のための大きな乗り物
「空」の無関心
曼荼羅と磔刑図
インドと中国
カーストの基底としての贈与
闘争としての贈与
自分自身を贈る
双子という危険
贈与の謎を解く
供犠の時代の調停的審級
国家に向かう社会/国家に抗する社会
三国志の悪夢
驚異的な文民統制
国家は盗賊か?
華夷秩序
人は死して名を留む
皇帝権力の存立機制
「母の時代」から「父の時代へ」、そしてさらなる飛躍
文字の帝国
漢字の呪力:「天子」から「神の子」へ

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958・10・15~。社会学者。長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞。現在、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件