国歌を作った男

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国歌を作った男

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065331408
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

21世紀前夜にアメリカで大ヒットしたゲーム「ヴィハーラ」。
新作が出るたびに人々を熱狂させ、夢中にさせた国民的ゲームの裏側にいたのは、一人の孤独な男、ジョン・アイヴァネンコ。
友人は少なく、幼い頃からプログラミングと音楽に親しみ、たった五年生のときに「ヴィハーラ1」をつくりあげた。
その彼がアメリカンドリームを掴むまでに一体何があったのか、そしてそれでも拭い去れなかった孤独の影にあったものとは。
やがて「国歌」とまで謳われるほど膨れ上がった「ヴィハーラ」音楽の作曲者。
その生涯を描いた一遍をはじめ、13篇を収録。
宮内悠介のつくりあげる世界は、美しいだけでなく温かい。
笑いと涙、驚きに満ちた短編集。

内容説明

お昼どきに家に侵入(!?)して、その家の冷蔵庫の食材で美味しい料理を作る(!?)犯人を追うコミカルミステリー短編。(「料理魔事件」)「ピーガー」というSNSが存在した、一九六五年の日本。開高健を待ち受けていた、世界初の炎上事件の謎を紐解いた先に待っていた真実に迫るSF短編。(「パニック―一九六五年のSNS」)植物状態となった囲碁の名人と祖父と、最新テクノロジーで碁の対局をする少女。いつか再び目を覚ましてくれると信じて。(「十九路の地図」)など、色とりどりの読後感を持つ13篇を収録!

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年東京都生まれ。1992年までニューヨーク在住。早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属していた。2010年「盤上の夜」で創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。同作を表題とする『盤上の夜』で’12年デビュー。同作で日本SF大賞、’13年『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞、同年(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、’17年『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で三島由紀夫賞、’18年『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)、’20年『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

197
宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。ヴァラエティに富んだ短編&ショートショート集、オススメは、「国境の子」&「三つの月」&「十九路の地図」です。本書も直木賞ノミネートかも知れません。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003808122024/02/27

ケンイチミズバ

109
1965年に日本が開発したコンピューター「いざなぎ」はいざなぎ景気の語源となった。黒電話の回線と白黒テレビを接続しカナでツイートができた。開高健がジャーナリストとして戦地ベトナム入ったが、一時行方不明に。報道を受け世間はジコセキニン・バイメイコウイ・サクヒンノセンデンと炎上していく。久しぶりに知的興奮を覚えた。ヒトがSNSを手にし道徳心を失くして行く。これほど端的に示した創作はない。作動時のピーガーの音から当時は通称ピーガーと称され普及し今と同様に炎上もする。世界初の炎上事件。文学ファンにはたまらないな。2024/03/07

buchipanda3

103
機械の中の幽霊(Ghost in the Machine)、作中のこの言葉の本来の趣旨とは違うかもしれないが、この短篇集を通してテクノロジーと人の心との関係が想起された。初出がまちまちでごった煮な感じ。でも著者らしいオタク気質とノスタルジーがいい感じでミックスされているのが良いなと。SNSパニック、コーディングやAIの元データ作成の重荷、ゲーム世界の無秩序化などが示す非人間化は技術というよりも人次第のこと。かつてのPFはまだ人の手の内にあったというセリフが印象に残る。ただ郷愁に浸るばかりではないと思った。2024/02/24

ナミのママ

81
2ページのショートショートから読み応えのある作品まで13の短編集。一話目の『ジャック』は現実感ある作品。『料理魔事件』はミステリー、『国境の子』は読後にほっこりあたたか、『三つの月』のせつなさ。コンピューターやゲームをテーマにしたものもありバラエティーに富んだ作品が並ぶ。巻末に著者本人からのあとがきで1作品ずつの説明がある。作者さんの素顔がちょこっと見えるのが楽しい。2024/02/29

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

74
(2024-35)【図書館本】冒頭の「ジャンク」は会社勤めに疲れて、秋葉原でジャンク屋を細々と営む実家に戻った主人公の話。そうそう、高校生くらいの時はまだ秋葉原駅前にこうしたジャンク屋がいくつもあった。オーディオの街からオタクの街に変わってしまった今、まだこうしたお店は残っているのだろうか?主人公が幼少期にアメリカで過ごしたり、コンピュータソフト開発に関する話が多いなぁと思ったら作者自身の経歴がそうなんですね。短編集ということもあり、話に入りきれないうちに終わってしまった感の作品が多かったかな。残念。★★2024/03/08

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