出版社内容情報
ロボットマンガの金字塔「ゲッターロボ」の50周年を記念して、原作:永井豪×作画:石川賢とダイナミックプロによる全作品をシリーズとして新たな装いで発売!
連載開始から50周年を迎え、アニメや玩具などさまざまなかたちで今なおその人気が衰えることを知らないロボットコンテンツの礎である「ゲッターロボ」。第1作「ゲッターロボ」に続き、「ゲッターロボG」を刊行!
恐竜帝国を倒したゲッターチームだが、新たに百鬼帝国と名乗る敵が現れる。亡き巴武蔵に代わり車弁慶をパイロットに加え、ゲッターロボは再び戦いに身を投じる!
内容説明
恐竜帝国亡きあと、ブライ大帝が率いる百鬼帝国が地球侵略を開始した。早乙女研究所とゲッターチームは戦死した武蔵に代わり、新たに車弁慶をパイロットに迎え立ち向かう。激闘の日々が続くなか、巨大獣ウザーラや謎の勢力・アトランティス帝国も出現し、戦いは混迷の一途を辿っていく。百鬼帝国の猛攻で焦土と化す東京!出撃せよゲッタードラゴン!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
25
ゲッターロボGの新版です。 コミック版から加筆されて元の話を思い出しながら 読んでました。前作のコミック版が、2巻でしたので 確か、アニメ版は、同じ1年だったので前作が、だいぶ引っ張っていたのかな?と思いました 50年前とはいえよく少年誌にこの内容を連載していたなと感心してしまうのと、でも、石川先生って確かにこの過激さだったなあと改めて思いました2024/11/10
ぐうぐう
19
『ゲッターロボ』の続編。隼人の暗い過去を背景にした「魔王鬼の挑戦」は、漫画版ならではの苦さを描いている。そこにあるには青春なのだが、隼人が言うように「冷たい機械の中の青春」であり、それはありえたかもしれない隼人の自画像でもあるのだ。もちろん、ロボット同士の戦いも迫力満点だが、石川賢のペンは、このような内面の影を描く時にも、鬼気迫る画で読者を魅了する。2024/11/03
KDS
7
恐竜帝国には人類出現以前に地球を支配していた、爬虫類が進化した爬虫人類という説明がされていたが、百鬼帝国の「鬼」は何の説明もなくいきなり登場した敵。当時は何も疑問に思わなかったが、よく考えてみたら何者やこいつら?本書の途中に収録された第3章「ブライ誕生」は後年書き足されたもので、百鬼帝国のブライ帝王のルーツを解き明かしたエピソード。元々ブライは普通の人間だったのだ。そのブライを鬼に変えた者たちは後の「真ゲッターロボ」や「ゲッターロボアーク」などで敵として現れることになる。辻褄合わせではあるが重要な一話だ。2024/11/02