出版社内容情報
江戸時代の旅の様子が絵でわかる!
宿代や宿での過ごし方などもご紹介。
舞台は江戸時代のとある宿場町。
当時の人の旅の服装やもちもの、宿での過ごし方など江戸時代の旅の様子が絵でわかる、夏休みの自由研究にもおすすめの一冊。
総ふりがなつき。幼児から
野球場の様子を描いた『野球場の一日』や、国立科学博物館の一日を絵で見せていく『博物館の一日』、ロケット発射場の一日を描いた『ロケット発射場の一日』など、緻密な絵と構成力で見せていく、いわた慎二郎さんの「一日」シリーズの最新作です。
内容説明
江戸時代の人びとはどんなふうに旅をしたのでしょうか。もちものは?宿代はいくら?お殿さまの旅は?バスも電車もないころの旅の様子をひとつの宿場町を通して描きました。
著者等紹介
いわた慎二郎[イワタシンジロウ]
1966年、横浜生まれ。会社勤務を経て、東洋美術学校でデザインを学びイラストレーターとして活動。1991~1992年、通産省(当時)ポスター通産大臣賞受賞。日本ビジュアルアート展準入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
109
以前の読友さんの登録よりチェックし、読了した絵本。小学校高学年用だろうか。想像どおり、なかなか面白い絵本であった。大人として先ずは全ての提供サービスや旅費関係が現在金銭価値に換算されているのが良い。意外にサービス内容やその金銭価値は現代と変わらないなと思い読み進めると、参勤交代は大大名で一回4億であるとか、そのお付きの者の職種や本陣と脇本陣の説明等学べる。絵も気を衒わず落ち着いて学びる調のイラストで非常に好感を持てたのである。こうした大人も学べる絵本は広く図書館等から拡がると良いものだと思う。2024/01/14
ぶち
97
読友さんのレビューで魅せられた絵本です。このシリーズもとうとう江戸時代までたどり着いちゃいました。舞台は、江戸時代のとある宿場町。旅の服装や持ち物、宿場町の様子、宿での過ごし方など、この時代の旅を緻密な絵と解説で見せてくれます。時代小説に旅や宿の話が出てきてもわからなくて想像すらできなかった点がいくつかありましたが、この絵本で疑問点も解決です。詳細な点まで解説されているのですが、なんといっても宿代やあんま代、参勤交代に要する費用が億の単位で必要とか、当時の旅の経済まで解説されている事がとても面白いです。2023/10/14
seacalf
79
タイトル通り、宿場町の一日を絵本で紹介。客を迎え入れる準備や客引きの様子、お茶出しやお風呂、食事、髪ゆいにマッサージ、雪隠などの紹介、商人、巡礼、お坊さん達などの旅人の様子、旅の服装、乗り物、持ち物、本陣、脇本陣、問屋場などの紹介、旅籠屋での一泊は170文、現在だと8500円。思ったよりも高い。食事が出ない木賃宿は40文で約2000円。串団子は4文、200円。大名行列には殿様用の風呂桶を運ぶ人がいたり、朝寝坊して行列を追いかける家来もいたなんていう豆知識も面白い。あっさり楽しく読むのに丁度いいボリューム。2023/08/20
天の川
64
江戸時代の宿場町の小さな旅籠の一日。絵本だけに、子どもに向けて平易な言葉でわかりやすく解説している。これがなかなかに難しいはず。情報量が多くなるほど、子どもにはわからない言葉が増えてしまい、置き去りにされるので。情報量に過不足なし(ぜいたくを言えば、関所の様子があるともっと嬉しい)。物価を現在の貨幣価値でも表示することで興味をつなげていく感じで、楽しく眺めました(*^-^*)2023/10/01
yomineko@ヴィタリにゃん
59
読み友様からのご紹介本です📙旅籠代が8600円って高過ぎる!結構江戸時代は物価高だった?けれど、電気もガスも使わないエコな生活。大変だけどとっても楽しそう😊2024/03/06
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- 和書
- あひるのバーバちゃん