出版社内容情報
建築とは本質的に空間の造形であり、同時に構造の造形である。
木造、S造、RC造までさまざまなバリエーションによる造形の魅力と可能性を体系的に整理し、完全図解した画期的な書。部材断面の設定といった設計に関するスキルと、空間と構造の選択を具体的に示しており、学部生から設計者まで、あらためて建築造形の奥深さと愉しさに触れられる。
図面の見やすさは変わらずひと回りコンパクトになって待望の増補新版が完成。ぜひ机上に置きたい一冊。
設計過程で構造の形態が、設計中の形に融合してくること、
構造の形態が転換しながら、立体造形を誘い出してくること、
設計過程の中で維持される形式性と、維持されない形状の違い、
「作られ方」を織り込むことで形式性を表現すること、
内外装仕上げの文法:硬さ―柔らかさ、冷たさ―暖かさ、にぎやかさ―柔らかさの対比…
といった意匠的、設計方法を増補。
【目次】
第1章 設計プロセスのなかの建築形態
第2章 空間の形
第3章 構造の形
第4章 架構の原形と変形
第5章 架構形式の複合
第6章 構造体の構成と断面
第7章 矩計の造形
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