講談社現代新書<br> 今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える

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講談社現代新書
今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える

  • 櫻井歓
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  • サイズ 新書判/ページ数 128p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065317655
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

電子メディアの発達に貧富の差の拡大、戦争によって世界中で分断が起きている現代において、「私」と「あなた」はどう繋がることができるのか。西田幾多郎の哲学から見る今を生き抜くためのヒント。

本書のおもな内容
●日本初の哲学書『善の研究』が生まれるまで
●人生とは、いつも悲劇的である
●美しい夕日を見た瞬間の感動こそが「純粋経験」
●愛とは他者の喜びや悲しみに共感すること
●形なきものの形を見て、声なきものの声を聞く
●苦悩の果てに辿りついた境地「歴史的世界」
●世界は私たちの行為によって作られていく
●「今、ここ」の現実を生き切る

西田の哲学的思索は、世界の真の姿を見極めようとする実在の探究であり、それは一つの根本的立場から世界のすべてを説明しようとする努力であった。それはまた、近代日本における個の自覚――個人としての自己の自覚――の思想という性格をもっていた。その内実は〈自己と世界の関係〉の思想として読むことができる。自己と世界の関係は、特定の時代のなかで具体的な表れ方をとるものであり、人々の分断が進む現代において、私たちの自己と世界との関係を西田哲学から捉え直してみることが本書のテーマとなる。このことはまた、視点を変えてみれば、現代に通じる西田の思想のアクチュアリティ(現実性)を問うことでもある。まさに「今を生きる思想」として西田を読み直すこと、それが本書の課題であるといってもよい。                                       ――――「はじめに」より

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100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

55
難解な思想をかなりわかりやすく解説してくれてます。 ”純粋経験”は”!”ということ。 私的にはすっと入ってきましたが。2023/07/21

umeko

13
西田哲学など難解で私の手の届くものじゃないと思っていたが、非常にわかりやすい内容で、読んでいてうれしくなった。2023/08/24

Gokkey

10
手軽に西田の思想を掴むには好適な内容なのではと思う。絶対無にはブッダの思想が、主客を越えた弁証法的世界観の思想にはユクスキュルの環世界の影響があるのではと前々から感じているが、このあたりは将来的な考察テーマにしてじっくり取り組んでみたい。終章は混沌とする「分断された」現代社会において、西田の弁証法的世界観が何をもたらすかについての著者からの希望のメッセージとして受け取った。2023/08/20

7
もちろんこの本だけで十分でないのは分かっているが、めちゃくちゃ分かりやすかった。前期−純粋経験から自覚へ、中期−場所、後期−歴史的世界として区分。田辺元、和辻哲郎、三木清、九鬼周造、戸坂潤あたりも勉強したくなった。 2点雑感。10年くらい前に読んだ哲学入門系の新書が西田幾多郎の哲学を用いていたことにこの本を読んで気付いた。藤田正勝か、野矢茂樹か、思い出せない。 あと、後期西田の「未来からの限定」とか「私が世界の内側にある」とかって、ハイデガーの投企とか世界内存在とかと、どう同じでどう違うんだろう。2023/12/07

Asakura Arata

6
とても分かりやすくまとめてある。西田の思想の全体を俯瞰するには最適書。師匠の話だと、西田本人とあまり関係がない立ち位置にいるからよいのだろうということだった。納得できる。2023/06/16

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