出版社内容情報
『源氏物語』の世界に、すぐに入り込める最高の組み合わせ。
紫式部の原文を瀬戸内寂聴の名訳と解説で楽しむ。
わたしの好きな帖、ぜひ読んでほしい帖、面白い帖を選びました。ーー瀬戸内寂聴
上巻は「桐壺」「空蝉」「夕顔」「末摘花」「賢木」「明石」「関屋」「蛍」。
内容説明
世界に誇る絢爛豪華な王朝絵巻を美しい原文と名訳で味わう。光源氏誕生前から三十九歳まで。青春の恋の数々と運命の蹉跌、試練を乗り越えての栄華を描いた上巻は「桐壺」から「藤裏葉」までより精選。(本書は瀬戸内寂聴訳「源氏物語 巻一~巻十」の訳文、解説の抜粋を原文と対照させたものです。全三巻)
目次
桐壺
空〓
夕顔
末摘花
賢木
明石
関屋
蛍
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。2021年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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