講談社文庫<br> うそつき王国とジェルソミーノ

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講談社文庫
うそつき王国とジェルソミーノ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065283059
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

出版社内容情報

イタリア童話文学の巨匠ジャンニ・ロダーリからの今年の贈り物は、本当のことを言えなくなった国で起きる出来事を描いた長編小説!

生まれたときから凄まじい大声の持ち主だったジェルソミーノは、小学校に入学すると声で黒板を壊したりして先生に叱られる。家の近所の人たちからも騒がれるようになり、ついに生まれ育った国の外へ旅立つことを決意する。声を生かして歌手になるために。だが、国境を越えると様子がおかしい。食料品の看板がある店には文房具が置いてあり、インクを売っているはずの店に行くとパンが買えた。そう、この国では反対言葉を話さないと罰せられるのだ。混乱するジェルソミーノの前に現れたのはゾッピーノという、塀の落書きから抜け出た、口がきけるネコだった。ゾッピーノはこの国のあらましを教えてくれた。海の向こうからジャコモーネという海賊がやってきて、子分とともに国をまるごと占領して王位に就き、あらゆるものをあべこべに言わせる法律を発布してしまったのだ。そんな「うそつき王国」で一人と一匹は国王たちを向こうに回して奮闘するのだった……。

内容説明

生まれたときから凄まじい大声の持ち主だったジェルソミーノは、小学生になるころには故国にいづらくなり、国外へ旅立った。だが、たどり着いたのはあべこべの言葉を使わなければならない国。口がきけるネコ、ゾッピーノと出会い、この「うそつき王国」で奮闘するが…。大切なものを問うシュールな傑作長編!

著者等紹介

ロダーリ,ジャンニ[ロダーリ,ジャンニ] [Rodari,Gianni]
1920年生まれ、1980年没。イタリアの作家、詩人、教育者。1970年、国際アンデルセン賞を受賞。20世紀イタリアで最も重要な児童文学者、国民的作家とされている

山田香苗[ヤマダカナエ]
1963年三重県生まれ。津田塾大学英文科卒業。英米の映像翻訳を経て、イタリア映画、TVドラマの字幕翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(C17H26O4)

77
大声のあまり物を破壊してしまうジェルソミーノ。彼がたどり着いたのはあべこべの言葉を使わなければいけない不自由な国。そこでは子どもの頃からうそのつき方を教育される。猫だってワンワン鳴かなきゃならない。壁のらくがきから生まれた猫のゾッピーノと、出会った友とともに、ありのままの世界を取り戻していくまさに破壊力満点、シュールで愉快なお話だった。権力や偏見への批判や疑問が絶妙な匙加減で投げかけられている。愛とユーモアがちりばめられた、優しさの沢山つまったこの素敵なお話で今年の読書を締めくくることにします。ミャオ!2022/12/29

クプクプ

74
私がロダーリを読むのは、これで5冊目です。今回は初の長編で、歌と動物と権力と嘘がテーマでした。テーマが今までの作品の中で一番リアルで、読んで主観と客観が鍛えられる感じでした。この本を子供に読ませたら最高ですが、大人が読んでも十分、楽しめます。人間、自然体で生きるのが一番だと学びました。2022/12/06

虚と紅羽

10
う、うーん、よくわからん! ただひたすらにシュール。建物の破壊すら可能にしてしまう大声の持ち主、三本足のチョークで描かれた猫、真実を描いた絵が現実になってしまう、座ると一分で一日を生きてしまう人。ハチャメチャのメンバー故にシュールでハチャメチャ。 最初からずっと、お、おう、みたいな感じで読み進め、最後はハッピーエンド?君らが楽しければそれでいいやみたいな気分になっちゃうな。2023/08/16

u

2
物を破壊してしまう大声。三本しかない足。1分座ると1日歳をとる。それは少しネガティブな印象を与えるけれど、彼らはとても清らかで、勇敢で、分かち合う心をもっている。私たちだって一人一人ちがった愛すべき個性をもっているよなぁ。 いかに権力が「ワン」と吠えさせても、脚の多い馬を描いても、見栄が姿を変えさせても、うその姿じゃ輝けない。ありのままでいるのが一番いいね。2023/02/11

kotaro

2
★★★★★★★★☆☆2023/01/16

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