出版社内容情報
大倉 崇裕［オオクラ タカヒロ］
著・文・その他
内容説明
有力政治家の三男が殺害された。現場で飼われていたアロワナは、十年前にシンガポールの実業家のもとから盗まれた個体だと判明。窓際警部補・須藤友三、生き物オタクの巡査・薄圭子のコンビは、密輸ブローカーに焦点を絞り捜査を開始する。タカやランが関わる事件も同時収録。痛快アニマル・ミステリー！
著者等紹介
大倉崇裕［オオクラタカヒロ］
１９６８年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。’９７年『三人目の幽霊』で第４回創元推理短編賞佳作を受賞。’９８年「ツール＆ストール」で第２０回小説推理新人賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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sin
66
福家はん京都に居らはった「ケイサツノカタハ、マイニチヨルオソウマデ、ゴクロウハンドスナア」京都の茶漬けである。勿論、薄も負けてはいない「ヨードーサーハーオーコーム」白秋の『砂山』ね「三人寄ればエッチの呪文です」モンジュノチッエかぁ～笑たわ！人前で吹き出してもたわ！以前、視聴したドラマの影響で脳内では橋本環奈の声に変換して聞こえてくる薄巡査の聞き違いの可笑しさはたまらん「ランには一万五千種あると言われていますが、タマランなんて品種は聞いたことがないですね」な～んて2022/04/21
みこ
35
警視庁いきもの係シリーズの短編三話。シリーズの縦糸であるギヤマンの鐘に福家警部補シリーズ（私は未読）とのクロスオーバーにいきもの係お利用して裏をかこうとする容疑者と内容の濃い短編集。薄の動物の命も人間の命も等しく平等で優先順位のない倫理観が俗世にまみれた身としてはどこか心地良い。ところで、今回の薄の言い間違いは心なしか下ネタが多かった気がするのだが、作者は「銀魂」で白目向いて鼻くそほじった美人女優にこれ以上何をさせるつもりだ！？2022/06/10
マッちゃま
23
いや〜面白かった。警視庁いきもの係シリーズ第５弾。今回はタカ、アロワナ、ランを愛した容疑者の３編。それにしても初期から見たら薄ちゃんの突出した変人ぶりにも拍車が掛かってきましたね。そして何より今回のカバーイラストに描かれた謎の女性は一体？直ぐにピピンと来た方は大倉さんのファンとして合格です♪ そう、今回もステキ過ぎる夢のようなコラボ(もはやmix)とにかく大倉さんの続刊が待ち遠しい。更に樹海警察2にも登場した方もコチラに登場。その人物の今後の活躍にも大注目。大倉作品の交差点的なファンなら最高の１冊でした。2022/04/27
乃木ひかり
20
待った甲斐があってとても面白かった。しかしアロワナ続くんかい！福家さんの方に収録・文庫化はいつになるのか。そして今回薄が容疑者になる回があるのだが、人は躊躇なく殺ろうとしている場面があったりと本当にそっち側、動物を愛した容疑者側になる可能性があるということも考えさせられる。いずれにせよ今後の展開が楽しみ。うっしっし。2022/05/01
くろねこ
18
今回も薄ちゃん大活躍なんだけど、こんなに日本語出来ない子だったっけ？w どんどん酷くなって全然会話が成り立たなくなってて、ちょっと面倒臭くなり出してる。 そして植物も詳しいの初めて知った気がする😳 タカとアロワナと蘭の3本立てでした。2023/02/22
