OTOMO THE COMPLETE WORKS<br> 銃声

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OTOMO THE COMPLETE WORKS
銃声

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  • サイズ B5判/ページ数 320p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784065273159
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

17―19歳、未成年期の大友克洋が、学生投稿者時代からプロデビュー後までの1971年―1974年にかけて制作した11篇の短編漫画を、制作/発表順に収録した初期作品集。
1973年「漫画アクション8月4日増刊号」掲載の『銃声』にて、弱冠19歳でデビューした著者・最初期の短編7篇は、いずれも過去の単行本に収録されたことが無いため、短編集『ショート・ピース』所載の作品リストでタイトルを見たことはあっても実物を目にした者は少ないという、文字どおり“幻の初期作品”である。
本書は、それら全てを初収録するのに加え、完全な未発表作として4篇、デビュー前に描かれた習作や投稿作を収録している。
これらは、原稿が現存していたことも奇跡的であるが、こうした未発表作品の収録を著者が許可すること自体も「全集」企画ゆえの特例的措置であり、本書の実現は、まさに「半世紀に一度の奇跡」と言えよう。
粗削りで拙い未熟な作品集と侮るか、瑞々しい感性と10代の少年とは思えぬ老成ぶりを併せ持つ「恐るべき子供」の表現に戦慄するか、それは読み手次第だが、のちに、その名を世界に轟かす創作者が、世に生まれ出でた瞬間と、その前後を記録した“唯一無二のドキュメント”としても、本書の価値は計り知れない。
このデビューから僅か10年後の1983年に、あの『AKIRA』を描き始めるに至る、まだ無名の“怪物”の産声が今! 遂に!! ここに甦る!!!
※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第1巻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねりわさび

91
1971~1974年に大友氏が描いた漫画を収録した全集第1巻。原作つきの作品が多く作画的には黎明期であるものの読み物として面白い。なお収録されている青年が絞首刑になる漫画「橋とそして」の原案は『ふくろうの河』1961年のフランスの短編映画。原作はアンブローズ・ビアスの短編小説「アウル・クリーク橋の一事件」と思われます。後書きでも大友さんの解説になかったのでお忘れになられていたのかもしれません。大友克洋ファン向きの本ですが普通に漫画として面白かったですね。2023/10/31

keroppi

78
未発表作から初期短編を収めた第1巻。私も初めて読む作品ばかりだ。「海が…」は、中学時代に描いたもので「COM」の新人賞に投稿したものだという。いかにも当時の「COM」的な作品だ。それ以降も、ストーリーより絵作りに興味の中心があり、音楽や映画の印象を自分で模倣したり表現したりしている。原作ありのものも多く、自分の表現のオリジナリティを模索している感じだ。他の漫画作家とは全然違う表現に行き着くのは、こういう過程を経たからなんだなと納得もする。それにしてもよくこの頃の原稿が残っていたものだと思う。2023/08/22

ぐうぐう

26
『OTOMO THE COMPLETE WORKS』第1巻は、デビュー作を含む初期作品を収録している。驚くべきは、デビュー以前の習作も含まれている点だ。冒頭を飾る「海が…」は雑誌「COM」の新人賞応募作品で、いかにも「COM」っぽい作風。デビュー前の4作は、あとがき解説によれば中高生の頃に描かれたようだが、どれも画による試行錯誤の痕跡が見受けられて興味深い。習作がイメージ先行の観念的作品であり、デビュー後の作品に原作ものが多いのは、どちらも同じ理由によるものだろう。(つづく)2023/07/24

コリエル

8
『海が…』これ、中学生で描いたって? 現代ならともかく50年前としては破格ではないのか? 当時ようやく国際的に取り上げられ始めたばかりの環境問題をテーマにしているもの若者らしい新規性がある。本人がストーリー漫画に興味がないというだけあって、実験的なレイアウトや作画の漫画が多く、これは後年までも変わらない傾向だろう。技術を身に着けたことで画面がだんだん黒くなっていくのが面白かった。習熟の歴史である。2023/08/04

KDS

5
大友克洋全集の第一巻となる本書。デビュー作にて表題作となった「銃声」を含めた全十一作品が収録されている。全て今回が初読みとなる作品ばかり。古いものから順に掲載されていて、雑誌COMへの投稿作「海が…」を皮切りに、その後の三作はすべて未発表作。絵柄が随分違うのにびっくり。デビュー作の「銃声」あたりになると人物の絵などはよく知る大友タッチになってきているものの、冒頭四作はまるで印象が異なっている。しかし一作ごとに変化しているのがわかるのでそのあたりは実に興味深いところ。また、海外作品の漫画化が多いのも特徴的。2023/07/23

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