感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
筑紫の國造
5
最終巻。長引くコロナ禍の中で、苦悩しながら描き続けている様子が興味深く綴られている。著者も述べているように、「性別」に関する話題以外もいくつか含まれている。コロナ禍で1人の漫画家がどのように過ごしていったか、1つの事例として面白い。安楽死や反出生主義ような難しいテーマについても著者なりにしっかりとした考え方があることがわかる、珍しいエッセイ漫画だと思う。性質上、テーマ探しが難しかったと思うが、2巻で終了してしまうのは残念だった。これからの活躍に期待したい。2023/11/05
クマリカ
3
1巻はタイトル通りXジェンダーの作者のXとしての自己紹介でそこそこ興味深い内容だったけど 2巻はコロナ禍によるネタ不足?により作者の普通の?自己紹介(Xジェンダー以外の部分)が多いので 少し期待外れかも もっともXジェンダーに至る経路みたいなのは辿りやすくて 心理的な深読みをしたいヒトには無意味ではなさそう もっとも生育環境が性指向や性嗜好を作るとは限らないので 安易に精神障害面と性指向を結び付けるのは危険だし なによりただの一例に過ぎない 2025/07/28
かやま
2
完結。コロナの影響で人に会えず、ネタ出しができず、Xジェンダーとは関連のない話が多くなっていった。作者も言ってるけど最初から最後までコロナに振り回された作品。それは後々希少な資料になるのかもしれないけど。2022/02/21