出版社内容情報
いらっしゃいませ。
ここは、あの世のお客様も訪れる商店街。
市からの立ち退き要求に、
ひとりの少女が立ち上がる!
累計45万部突破!
あの世とこの世は、本当はつながっている――。
人々の“思い” を優しくつなぐ、幻想シリーズ
あの世からのお客様も訪れる、世界のヘソ商店街に、立ち退きの危機が迫っていた。新しくできた大型モールへ移転するよう市の担当者が説得にくるが、納得できない一人の少女が立ち上がる。そんなとき「交差点のアカリさん」という怪談が広がり始めて――。亡き人の思いをつなぐ大人気シリーズ。〈文庫書下ろし〉
<文庫書下ろし>
内容説明
あの世からのお客様も訪れる、世界のヘソ商店街に、立ち退きの危機が迫っていた。新しくできた大型モールへ移転するよう市の担当者が説得にくるが、納得できない一人の少女が立ち上がる。そんなとき「交差点のアカリさん」という怪談が広がり始めて―。亡き人の思いをつなぐ大人気シリーズ。
著者等紹介
堀川アサコ[ホリカワアサコ]
1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
143
今回のあの世とこの世の境は世界のヘソ商店街。その一角にあるギャラリー他山に飾ってある絵画「一本の道」を通ってあの世の人たちも商店街を訪れる。そんな幻想的な商店街に道路拡張のための立ち退き問題が起こり…。「幽霊だって、生きてる人と同じで、いろいろ事情があるものなんだよ」ユーモラスで時々しんみり、現実と幻想が入り交じった独特の世界観。今回も楽しませてもらいました。大好きな幻想シリーズ、今度はどこが舞台かな。続きも楽しみにしてます。2021/06/10
yamatoshiuruhashi
49
幻想シリーズ最新刊。2021年5月刊行。9作めになるのかな。昨日読んだ「魔法使ひ」と同じ作家だとは思えないほどラフな作り。本人も楽しみながら書いているのだろうと思われる。シリーズが進むほど荒唐無稽さと現実の暮らしとの折り合いが必要になるのだろうが、初期に比べて街全体の人があの世とこの世の境界エリアを認識していたり、少し無理があるかなと思う。が、お伽噺だと思えば読むとそれも良い。自分の親をはじめ親しい人たちが沢山亡くなり、そんな人たちに会えたら、自分も会いに来れたら良いなと思うから許容範囲になるのだろう。2021/08/16
ぽろん
49
幻想シリーズ最新作。あの郵便局長や、ペリー大佐も登場。あの世からのお客様も訪れる世界のヘソ商店街が今回の舞台。肩肘張らずにサクッと読了。馬鹿馬鹿しくもそれが又愉しくて癖になるシリーズです。2021/06/11
まそお
25
ペリーさんも出ると聞いたのでいそいそと購入ー!お祭り楽しそうだったなー。2021/05/19
たんぽぽ
24
お久しぶりの幻想シリーズ。 一見お子様向けのようなイメージがありながら、実は深い。 小学生のホタルちゃんがとても賢く、愚かな大人たちを鋭く見つめる。2021/07/06