内容説明
武蔵屋分家の主・次郎兵衛は、迫りくる借金の返済期日に焦っていた。先代が禁じた商売に手を染め、親戚筋から責め立てられることに。本家の大おかみ・お丹は、目の敵にしてきた妾腹の子・卯吉に、兄を助け、分家を立て直すよう命じる。思わぬ形で番頭となった卯吉は、店の名を守れるのか!?
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年東京都生まれ。國學院大學文学部卒。’90年「夜の道行」で小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
54
酒問屋『武蔵屋』の手代・卯吉はお丹の次男・次郎兵衛が経営する危機に陥っている分家の手助けをさせられるが、親戚筋は卯吉を分家の一番番頭にするという条件を付ける。今作での卯吉は手代→一番番頭→主と肩書が変化する。2021/04/17
ひさか
14
2021年4月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ5作目。次郎兵衛の不甲斐なさをみていると、卯吉や丑松の応援に気持ちが傾きます。どうなるどうなるの思いで、今回も読み進め、ラストは、胸を撫で下ろしながら、またまた次回が楽しみになりました。2021/07/03
goodchoice
4
こう次々と苦難が降りかかると読んでいて少々疲れる。スカッとした終わり方にして欲しい。2021/06/06
だいゆー
3
(^^2021/04/16
snowflake
1
小さな足が、愛おしい。
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