内容説明
二〇〇〇年前、天照大神が選んだ「特別な地」伊勢に鎮座。年に一五〇〇回のお祭りで国家と国民の安寧を祈り、お米も野菜も塩も服も、すべて手作りで自給自足。二〇年に一度の遷宮で、いつも新しくあり続ける唯一無二の存在、それが伊勢神宮。キーワードは、常若。二〇〇〇年間、瑞々しくあり続ける聖地の物語。
目次
第1章 神宮のことがたり―永遠のシステムとは(常世の波の寄せる国へ;明日の宮柱を育む森;素木の社殿、唯一神明造;古代日本の形と心を伝える;宮が遷る、神さまが遷る;継承へ、苦難の道のり;日本人の旅の原点、伊勢参宮;引き継がれる手わざ、敬う心;外宮―神さまの食を司る;実りの季、祈りの時;神に斎く人、伊勢の斎王)
第2章 神宮のみやがたり―別宮と御料地を訪ねて(“大神の遙宮”瀧原宮;二つの“ツキヨミ”の宮;“和”の正宮と“荒”の別宮;伝説の皇女、旅の終点;豊作・豊漁を願う「御田植祭」;神饌に伝わる「のし」の原形;自然の循環で生まれる“御塩”;瑞穂の国の実り、神宮神田;神さまの「和妙」と「荒妙」;“太一御用”の幟、清々しく;神さまの農園、神宮御園;神饌と祈りを支える土の器)
第3章 神宮のひとがたり―その思いは熱く、深く(うるわしく神をお祭りするために―神宮少宮司・高城治延さん;大神のために米を作る―神宮神田作長・山口剛さん ほか)
第4章 永遠への掛け橋―式年遷宮行事始まる(厳かな祈りの時、山口祭、木本祭;木曾の山に槌音高く、木の祭り ほか)
著者等紹介
千種清美[チクサキヨミ]
フリーライター、皇學館大学非常勤講師。実践女子大学卒業後、NHK津放送局アシスタント、三重の地域誌『伊勢志摩』編集長を経て独立。三重の地から全国に情報発信を続ける。皇學館大学では「伊勢学」「表現演習」を担当。日本マス・コミュニケーション学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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