出版社内容情報
伊藤 クミコ[イトウ クミコ]
著・文・その他
内容説明
中学3年生の花は、孤独なクラスメート結翔にひそかに思いを寄せていた。中学最後の文化祭。花は、一緒に脚本を作ることになった結翔に、“心の秘密”を打ち明けて―。もう、母の呪いには、かからない。
著者等紹介
伊藤クミコ[イトウクミコ]
千葉県出身。『ハラヒレフラガール!』(講談社青い鳥文庫)で作家としてデビュー。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
38
親が度を越した理想を押しつけるのは虐待に等しい。子どもは親の玩具ではない。きちんと育てる義務もある。中学最後の文化祭への取り組み。どこにでもある行事風景にも、生徒たちの事情は複雑だ。目立つ方ではない白石花と乾結翔が、ステージ創りの困難に直面したとき、むしろそれを踏み台に、自分自身の困難に立ち向かおうとする物語。しかし簡単には解決しないところがリアルだ。さて、冒頭に登場する四人組が単にチャラな集団かといえば、やってくれるな~。いいとこあるじゃん。書かれていないラスト以後の流れを思いやるのが読者の課題かも。2024/03/12
hautan
10
図書館本。Y.Aのコーナーから。主人公の女の子の人柄が素敵でした。まだ問題は残っているけど少しづつ前に進めたら、と応援したくなった2022/04/30
c.k
1
図書館より。キュンキュンした話だった。2024/08/17
なぎ
1
中学生向けなんだろうな?あんまり考えずに借りてしまった。子供は親の持ち物じゃないって感じた。2021/07/16
AKIRA
0
まなびライブラリー(10月分)2021/10/31