講談社文庫<br> コンタミ 科学汚染

個数:
電子版価格
¥836
  • 電子版あり

講談社文庫
コンタミ 科学汚染

  • ウェブストアに12冊在庫がございます。(2025年12月26日 02時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065215562
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大学院生の町村と指導教員の宇賀神は、ニセ科学批判の急先鋒・蓮見教授にある事実を知らされる。深海パワーが、がんを治すというニセ科学商品の開発に、宇賀神が想い続ける研究者・美冬が手を貸した後、消息不明だと。なぜ美冬は怪しいビジネスに加担したのか?理性と感情が交錯するサイエンス・サスペンス。

著者等紹介

伊与原新[イヨハラシン]
1972年大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、大学勤務を経て、2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2019年に『月まで三キロ』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

278
似非科学に対応したミステリー、サスペンスの様相をしていますが、失踪した若手研究者である桜井冬美と、その師匠の海老沼博士を探すロードノベルと言う感じで読みました。似非科学は困った存在だよ。似た存在に非科学、未科学がありますね。これら科学、似非科学、非科学、未科学を正しく見分けるリテラシーが必要と思うし、欲しいですね。似非科学をありたがって仕舞う事。それを本人が「良い」と言い切られて仕舞うと、取りつく島も無い感じになります。それを言い換えると「搾取される事を厭わない」と聴こてえ仕舞うのですが、本当に良いの?2025/11/09

パトラッシュ

155
人は信じたいものを信じ、信じるものをけなされたり批判されると意固地になって一層傾倒していく。そんな人の感情に付け込んで人を欺き金儲けを行う疑似科学に対し、正当な科学を信奉する側が科学を汚染する連中の偽りを理性で暴こうと対決するドラマが展開する。しかし「人は感情の生き物であり、理性で啓蒙しようとする科学者は反感を買うだけ」と断言する疑似科学の事業家のセリフは真実であり、ヒトラーやトランプを支持する大衆心理に通じる。探偵役の教授がコミカルな設定なので思わず笑ってしまうが、人類の未来を考えると笑っていられない。2024/04/15

キムチ

77
初めて聞いたこの語〜コンタミネーション。筆者もの2冊目、期待した手応え、満喫。巻末にある資料に氏が書き込みたい素材とテーマを十分に醸成していった経緯を感じる。ex〜かわしま直美さんの書籍も!理系の香りとは言え、なかなかロジカル。科学と宗教の酷似性を突いている点は納得。助走から本筋、して伏線をまとめ上げていく手練のスマートさは読み手には面白いが ややTVドラマ的。悪くはないが黒ホームズ的宇賀神と伴走する若きワトソン的組み合わせがその根拠。そう考えたら傲岸不遜の宇賀神の言動は然りかな。結果 サスペンス仕立ての2025/08/04

Kanonlicht

64
今回直木賞受賞の著者が2018年に発表した科学ミステリ。タイトルから勝手に化学テロや医療ミスを予想して読んでいたら、全然違った。世間にあふれる「科学的根拠はないけれど、それっぽい研究成果を謳った商品」は疑似科学もしくはニセ科学と呼ばれる。そんな商品を扱う企業で一人の女性研究者が失踪し、彼女の同期の助教授とその助手の院生が行方を追う。疑似科学の存在自体が許せないという科学者と、自分が効果を実感できるものなら科学的根拠の有無は関係ないという世間の認識のズレは、なるほど興味深い。2025/02/10

venturingbeyond

55
2025年1冊目。ドラマ化もされた『宙わたる教室』が評判の伊与原新の旧作を、午後から一気読みで読了。年末の大阪出張でもらって帰ったであろうインフルエンザで、2日から臥せってましたが、昨日から熱も下がり、ベッドでゴロゴロしながらの読書となりました。 確信犯的な偽科学(疑似科学)ビジネスをテーマにしたミステリーで、切れ者・宇賀神のキャラクターが、少々定型的な感じもしますが、リーダブルな一冊でした。教育も啓発もなかなか簡単にこの手の問題を解決するのは難しいでしょうが、モグラ叩きを続けるしかないのでしょう…。2025/01/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16731635
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品