講談社学術文庫<br> 中国の歴史〈1〉神話から歴史へ―神話時代・夏王朝

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講談社学術文庫
中国の歴史〈1〉神話から歴史へ―神話時代・夏王朝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065212615
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0122

内容説明

中国古代文明とは「黄河文明」だけではない。長江流域など各地の自然環境から展開した多元的な文明だった。アワ・キビ農耕と稲作農耕、牧畜と遊牧、狩猟採集。多様な生活様式から、いかにして初期国家が生まれたのか。紀元前二〇七〇年に禹が開いたという夏王朝に比定される二里頭文化とは。「三皇五帝」や盤古の伝説が表す史実を、考古学で解明する。

目次

第1章 神話と考古学
第2章 中国発掘物語
第3章 農耕の出現
第4章 地域文化の展開
第5章 社会の組織化と階層化
第6章 非農耕地帯と農耕の拡散
第7章 牧畜型農耕社会の出現
第8章 地域間交流と社会の統合
第9章 犠牲と宗教祭祀
第10章 初期国家への曙光

著者等紹介

宮本一夫[ミヤモトカズオ]
1958年松江市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。愛媛大学法文学部助教授などを経て、九州大学大学院人文科学研究院教授。2003年、第16回濱田青陵賞受賞。2018年、アメリカ芸術科学アカデミー外国人名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

61
全12巻の1。考古学編。割と読み易い。中国語に翻訳されて、中国で人気が出た、というのもわかる。全般的に網羅してるし。2023/12/28

へくとぱすかる

52
地質時代から説き起こし、夏・殷の時代までの中国史最初の一冊。かすみの彼方の歴史を解明し、伝説の妥当性を検証するためには、文献学と考古学をいかに接続させていくかの作業が必要。日本では夏の存在は確定的とは考えられていないが、本書では抑制しながらも二里頭文化と夏との関連が論じられる。地方ごとに成立した文化の漠然とした投影として、三皇五帝などの伝説につなげるのは斬新な見方だろう。文献による伝説は、後世のイメージを遡って適用しているので、実像とはかけはなれていることは、読者として記憶の片隅に置いておくべきだと思う。2020/10/10

Tomoichi

20
中国の歴史シリーズ第1巻。先史時代、まして中国の先史時代。全く知識なく読み始めたので地名・遺跡名に苦しみながら読み進める。後半になるとそれにも慣れ始め、新石器時代から殷商王朝に繋がる発展が見えてきて面白くなってくる。遺跡からここまで読み解く研究者に脱帽。狩猟社会から農耕社会と単純な流れではなかった事を知れただけでも得した気分。しかし疲れた。。。2022/04/23

崩紫サロメ

18
中国でも今も「神作榜」に名を連ねる本書、文庫版前書きでもそのことが言及されていた。二里頭遺跡=夏王朝とする中国のあり方に対する慎重な姿勢、また「おわりに」で扱われる全時代を通しての「中華概念」、また農耕社会のみを通して中国を見るのではなく、内陸アジアの遊牧社会との2つの文化軸の中で見ていくべきであるという提言は、中国人読者にも得るところが大きいのではないか(微信读书で感想を含めて読むことができるからそのうち読む)2023/10/02

さとうしん

16
神話あるいは文献の記述と考古学との関係から始まり、中国発掘史、そして多元的に発生した文化が、地域間交流と社会統合を経て初期国家へと収斂していく過程をまとめており、現在でも参考価値が高い。巻末に注目の石峁遺跡など、近年の主要な発掘・研究成果をまとめてくれている。ハードカバー版を読んだ時にも思ったが、初期国家ということであれば殷の次の西周も扱って貰えるとなお良かった。2020/10/11

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