あおいの世界

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あおいの世界

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  • サイズ 46判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065195048
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学五年生のあおいは、父親の仕事の都合で、カナダに引っ越すことになった。
あおいには空想癖があり、ストレスを感じた時に空想すると、ストレスが緩和されるのだ。しかし、空想している様子が気持ち悪いと、クラスで浮いた存在になってしまった過去があるので、新天地のカナダでは、なるべく空想はしないで、普通にしていようと決めていた。ところが、カナダの普通は、日本の普通とは全く違う。学校は先住民の歴史を記念してみんなでオレンジを着る「オレンジシャツデー」やヒーローのコスプレをする「スーパーヒーローデー」など不思議な行事だらけで、あおいは戸惑うことばかり。隣の家に住むゲイカップルや、クラスメイトのアディソンの影響もあり、あおいは、普通でいようとする努力をやめることに・・・・・・。

九月最初の火曜日なのに、こんなに寒いなんてさすがはカナダだ。今にも雪がふり出しそうな白い空を見上げて、日本はまだ夏なんだろうなあと思った。うんざりしていた暑さが、なんだか恋しい。暑さが恋しいんじゃなくて、日本が恋しいのかな。あんなに居心地が悪かったのに、変なの。
空に向かって両手を広げて、全身に冷たい風を受けてみた。寒くて体がカチカチになる。冷とうイカになったみたい。本当にイカになれたらいいのになあ。そうしたら、カナダの学校なんかに行かなくていいもん。
「あおい。なにやってるの。早く車に乗りなさい」
 お母さんが、カギをかけながら言った。
「あ、はーい」
こんなことやってたから、居心地が悪くなったんだった。ふつうにしてないと、ここでも居心地が悪くなっちゃう。──本文より。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

61
内気で空想好きな少女あおい。父の転勤で突然カナダに移住することになるが、英語が解らず、一人ぼっちで途方に暮れてしまう。だが、1人の金髪の少女があおいに手を差し伸べてくれる……。2人の少女の瑞々しい友情の物語。大きな事件が起こるわけでもなく、あおいの視点で描かれる日々の日常がリアル。まるで自分がカナダの教室にいるようです。カナダの学校の様子も色々興味深い。少しずつ自分に自信を持てるようになり、成長していくあおい。2人の友情が素敵だ。爽やかな読後感。2021/10/15

モモ

57
空想することが好きな小5のあおいは、クラスメイトに空想している様子が気持ち悪いといじめられる。父の仕事でカナダの学校に通うことになり、あおいが日本で縛られていた「ふつう」がカナダでは「ふつう」ではないことに気が付く。たぶん「ふつう」なんてないんだと。カナダの様子がよく伝わる。学校に保健室がないことに驚いた。日々、苦労しながらも一歩一歩成長していくあおいを応援したくなる良書。2021/03/14

優希

47
とても素敵なお話でした。カナダに引っ越すことになったあおい。最初は言葉の壁などを感じていましたが、友達もできてだんだん心を開いていくのが愛おしかったです。それにしてもカナダって自由でいいなぁと思うのでした。2023/06/08

chiaki

44
空想癖があり、友人から「普通じゃない」と避けられるあおいは、父の転勤の都合でカナダへ引っ越しすることに。そんなトラウマを抱え、カナダでは出来るだけ普通に過ごそうと心掛けるあおいだが、カナダの学校では自分の考えを求められることが多く、習慣や言葉の壁に苦戦する毎日で心に蓋をしてしまう。そんな中、ゲイカップルの隣人や友人アディソンとの出会いが“自分らしくいること”の大切さに気づかせてくれる。『Everything will be OK in the end.』困難があっても、前向きになれるすごくいいフレーズだ!2021/05/21

horihori【レビューがたまって追っつかない】

36
空想癖のせいでクラスで浮いていた小5のあおいが、カナダの学校へ転校してからの、半年間の成長を描く物語。協調性を重視する日本と個性を大切にするカナダ。日本の同調圧力に屈していたあおいがノビノビと想いを表現できるようになり、読んでいてカタルシスを感じた。2021/03/10

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