出版社内容情報
更年期を迎えた熟年女性はいかに性と向き合っているのか。「女でいたい」という欲望の狭間で揺れる熟年女性たちの性。「女であり続けること」の難しさと葛藤。歳を重ねても後半戦の情熱を求める熟年女性たち。ノンフィクション作家が熟年の性に迫る「婦人公論」連載中から大反響を呼んだベストセラー待望の文庫化第2弾!
内容説明
人生一〇〇年時代に突入し、熟女と老女の境界線はなくなった。六十代はもちろん、七十代八十代でも熟女であり続ける女性たち。世間の思惑など気にしない。残り時間は限られている。女をおりない熟女たちは恋人とセックスをむさぼる。快楽一路で生きるのが悪いのかと問い掛けるその心情を抉った迫真のノンフィクション話題作!
目次
熟年になっての性の対価とは
人生後半の生活設計とアダルト・グッズ
究極の問題は粘膜だろうか
セックスのときも綺麗でいたいから
愛人への復讐に燃える妻の暴言・暴挙
七十八歳、ようやく手に入れた愛の巣
プライドと愛欲の間で揺れた女心
介護の仕事場で、初老男性から頼まれたこと
熟年女性のデリケートなこころと身体
不倫やセックスがもたらすストレスについて
五十代からの“一人エッチ”
素顔を見せるのは裸より恥ずかしい
六百万円を騙し取られてもしたいセックス
就労ヴィザとセックスレス、綱引きの結果は
別れても、身体の相性で引き寄せ合って
大災害でわかる男と女の不都合な真実
愛人歴三十年、やっぱり妻になりたい
女の人生は崖っぷちを歩くようなもの
熟年離婚や恋愛で問われる女のキレ味
「老人ホームで婚活」の時代が来る
女の人生の幕引きに、男は必要か
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年東京生まれ。76年カナダのコロンビア・カレッジ卒業。82年に『晩香坡(ヴァンクーヴー)の愛』を刊行。以後ノンフィクションを執筆。91年に『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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