出版社内容情報
文庫書きおろしの人気シリーズが、新装版として講談社文庫から登場!
廣瀬知剛は、政治家も利用する大手病院で働く警視庁公安総務課OB。モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、果ては暴力団関係者、薬物反応の出た患者の対応まで、ありとあらゆるトラブルの処理に追われている。ある日、脳梗塞で倒れた財務大臣がICUに運ばれてきた。どうやら何者かに一服盛られたらしい――院内刑事の秘密捜査がはじまる!
内容説明
廣瀬知剛は、政治家も利用する大病院で働く警視庁公安OB。モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、果ては暴力団関係者の対応まで、あらゆるトラブルの処理に追われている。ある日、脳梗塞で倒れた財務大臣が運ばれてきた。どうやら何者かに一服盛られたらしい―“院内刑事”の秘密捜査が始まる!
著者等紹介
濱嘉之[ハマヨシユキ]
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。現在は、危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッシュ姉
60
伯父からの定期便より濱さん初読み。公安警察OBが大病院のあらゆるリスクを回避していくシリーズ第一弾。主人公の人脈の広さと危機管理能力が凄すぎる。やけに仔細でリアルだと思ったら、元公安の作家さんとのこと。非常に興味深いので他作品も読んでみたい。2024/03/01
のり
60
元・公安の「渡瀬」は能力はもちろん人脈も凄い。国内屈指の大病院の多岐にわたる問題を処理する。現役大臣暗殺未遂の件では、ワケありで閑職に甘んじていた「秋本」を第一線に戻し、譲歩収集にあて完全復活に手を差し伸べた。割と呆気ない収束感は否めないが、次作も楽しみににしよう。2021/06/22
おいしゃん
38
情報官シリーズをいったん離れて、偶然本屋で見つけたこちらを。今回は警察OBの立場だが、相変わらず社会の裏の裏まで知り尽くした主人公の活躍が爽快すぎる。2020/04/21
たち
24
元公安の作家さんが書いていらっしゃるとの事で、大変興味深かったです。ただ、会話なのにやたらと説明っぽくて、少し白けました。ですが、5章と6章はとても面白かった。続きがあるようなので読んでみたいですね。2024/03/13
Malos
20
廣瀬は、大病院のリスクマネジメントを請け負う公安OB。数多の人脈と情報を武器に、関わるトラブルの処理を行う。ある日、脳梗塞で倒れた財務大臣が運ばれてきたが、何か裏がある?2022/10/25