出版社内容情報
はやみね かおる[ハヤミネ カオル]
著・文・その他
K2商会[ケーツーショウカイ]
著・文・その他
内容説明
「クイーン逮捕」を賭けた、探偵卿ネアとの3本勝負。初戦のルーレット対決に続く第2戦は、F1モナコグランプリの市街地コースを走るレース対決!真っ赤なセブン160に乗りこみ、颯爽とスタートをきったクイーンだが、あらたな敵が待ちかまえていて―。シリーズ史上最強の敵を相手にして、クイーンがかつてない死闘をくり広げる!小学上級・中学から。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユメ
31
まさか、こんな形で登場するとは思わなかった。ジョーカーの左耳のピアスを贈った人。真逆の立場で再会することになっても、2人とも決して友情を忘れてはいなかった。その事実に、私が勝手に救われる。シドと命を賭けたやりとりを重ねるうち、ジョーカーはクイーンの存在の大きさを自覚していく。トルバドゥールに帰ってきたジョーカーが、クイーンに「ただいま」と声をかける流れにたまらなく胸が熱くなった。クイーンは、苛酷な運命に奪われたジョーカーの笑顔を盗み出してくれた人。そのおかげで、今、ジョーカーの表情はほころびつつある。2019/08/18
じょうき
13
図書館本。上巻から間が空いたが、問題なし。怪盗稼業そっちのけでレースに挑むクイーン。この傍若無人さが魅力。温泉卓球など、番外編もいいところだが、かなりの頁を割いていて、作者の遊び心が炸裂している。一方でアナミナティに触れる展開は、シリーズの核心に迫っている様子。新たな探偵卿イザドの正体はあの人で正解なのか、ジョーカーとシドの育った施設を襲った集団とは。謎や今後の展開がますます気になる。2025/05/12
ほたる
9
ジョーカーはかつての友に挑む。クイーンに対する気持ちが描かれているところに涙…このお話はこれから始まることのプロローグという感じがする。謎に包まれたままのクイーンの出自に関することもいよいよ見えてくるのかなぁ。2021/06/25
いつき
8
タクシーの運転手さん何者!?2019/08/18
ERIN
7
前半に引きつづき。けっこう「人間以外」がいい味を出している。(いやもうみんなそうなんやがさておき)昔から没頭できる夢たち。収束に向かうのが寂しい。2021/02/02