出版社内容情報
警察庁サイバー特捜隊の真田夏希は、神奈川県警の小堀沙羅と久しぶりの休暇を得て、豪華クルーズ船で神戸に向かおうとしていた。ヴァカンス気分で乗り込んだ船だったが、犯罪者が紛れ込んだようで……。
内容説明
警察庁サイバー特捜隊の真田夏希は、神奈川県警の刑事・小堀沙羅と休暇を取り、神戸までのショートクルーズに出発した。楽しい船旅に気分を躍らせたのも束の間、沙羅のスマホに強盗致傷事件の知らせが入る。さらに今度は、傷害事件の犯人を追って、江の島署の加藤刑事たちが船に乗り込んでいるというのだ。一体何が起きようとしているのか。加藤らと合流した夏希たちは、恐るべき事態に遭遇するが―。書き下ろし長篇警察小説。
著者等紹介
鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒業。2014年に『私が愛したサムライの娘』で、北方謙三氏、今野敏氏、角川春樹氏の全選考委員満場一致により第6回角川春樹小説賞を受賞しデビューする。同作で15年に第3回野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
シリーズ19作目の新作で、またすぐに20作目も発売される予定になっています。県警の広報の関係で主人公とハーフの女性刑事が神戸までのクルーズに出かけます。そこに乗り合わせた江の島署の刑事二人、さらには銃砲店強奪事件がからみ、クルーズ船での乗っ取り事件など楽しませてくれます。主人公の上司が神奈川県警の刑事部長になったり、事件解決時にはいつもの警察犬が出迎えたりオールスター登場です。2024/01/25
坂城 弥生
40
豪華クルーズのハズがシージャックに…2024/02/29
空のかなた
24
小粒?の作品。真希の活躍も少しだけ?軽く一気読み。クルーズをジャックした一味を公安と神奈川県警と真希達が一気に追い詰めるくだりや、公安の聞き取りで真犯人があっけなく、その狙いを告白されるあたりの駆け引きは、流石に引き込まれる、巧い。公安部外事三課の大澤基隆というキャラクターの出番は少しだけれど、またどこかで登場して欲しい人物。2024/05/27
み
20
アリシアの出番なく…。ショートクルーズって、一泊ならしてみたいかも。お天気が良ければの条件付きだけど。夏希さん、次作は神奈川に戻るのかな?2024/04/07
tomtom
17
クルーズ船内での事件の話。次巻はまた横浜が舞台に戻るのかな?次は脳科学捜査官らしい話を読みたいな。2024/04/14