されど私の可愛い檸檬

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されど私の可愛い檸檬

  • 舞城 王太郎【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2018/11発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065135136
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2ヵ月連続作品集刊行、2冊目家族篇。舞城王太郎が描く「家族」の愛、不思議、不条理。こだまさん(『夫のちんぽが入らない』)推薦! 「食い入るように読みました。誰かの「理想」になんかならなくていい。トロフィーを床に叩き付けて、信じた人と生きていくだけ」
2ヵ月連続作品集刊行、2冊目家族篇。舞城王太郎が描く「家族」の愛、不思議、不条理。
姉の棚子は完全無欠。その正しさは伝染するようで、周りもみんないい人ばかり。でもそれって怖くない? 幸福の陰に潜む狂気を描く。「トロフィーワイフ」 妻からの突然の告白に僕は右往左往。幼い娘、無神経な義母、存在感の薄い義父。小さな家族の形が揺らぎだす。「ドナドナ不要論」 「やりたい」仕事ははっきりしてる。だけど何故かうまく「できない」。だって選ぶのって苦しいじゃないか?「されど私の可愛い檸檬」
問答無用で「大切」な家族との、厄介で愛おしいつながりを、引き受け生きる僕らの小説集。

トロフィーワイフ
ドナドナ不要論
されど私の可愛い檸檬


舞城 王太郎[マイジョウ オウタロウ]
著・文・その他

内容説明

問答無用で「大切」な家族との、厄介で愛おしいつながりを、引き受け生きる僕らの小説集。

著者等紹介

舞城王太郎[マイジョウオウタロウ]
1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

183
舞城王太郎さんが家族について書いた短編集。どうしても初期作品の印象が強いので、驚きつつ読む。短編三編で構成。読み進めると確かに舞城の作品だなと思う。いつの間にか他者を支配する女。リアルな病気の描写と予想外の家族の様子。何かが欠けている青年。あり得ないと思いつつも、何処かであり得ると思わせる描写。突然の展開。どの作品も好きだが、特に「トロフィーワイフ」が心をえぐる。無意識か意識的かによらず他者を感化し支配する姉。姉を止める妹との心理戦。繰返し読みたくなる魅力がある。やはり舞城王太郎さんの世界観は唯一無二だ。2019/04/07

ででんでん

117
ドカンと読み応えがあって、とても好き。どこがどういうふうに好きなのかはまとまらないけど好き。熱かったり冷たかったり棘が出てきたりする、とても熱量のある塊が本の中に押し込められているよう。作品を少ししか読んでないので、数少ない既読の「渕の王」を、すぐ思い浮かべてしまう。「トロフィーワイフ」からは、「渕の王」の最初の友人の家に居座る親子の話を連想した。家族や職場、身近な人間関係のなかでの支配・被支配。「ドナドナ不要論」~「この世にかなしみはたくさんある。」yuiも歌ってたな。🎵でも、やってく~るでしょ~2018/12/22

あも

98
真実の愛はどこにある?そこに届くため、暴力や喪失を通過することをしばしば求められる。大切な人を大事にしたいのに上手にできない。大好きな人を抱きしめたいのに手はいつも2本しかない。そもそもそれ以外の方法だって、きちんと見つけなくちゃいけないのに。何度も何度も僕らは間違えてしまう。親子、兄弟、恋人、夫婦、友人。誰かと誰かが今日も愛し憎しみ合って繋がっていく。軽やかに語られるマイジョーとしか言いようのない物語の端々にさりげなく横たわる真実。苦しんで身悶えて、それでも僕らは愛することだけはやめられないということ、2018/11/29

aquamarine

84
「林檎」とは全く違う大人の愛の物語。「トロフィーライフ」夫婦なんて元は他人。家族とはなんだ。愛情とはなんだ。今回も作品から舞城氏の吠える声が聞こえてくる。幸福とはそれを感じる人間が定義するものであって、決して他人にどうこう言われる筋合いのものではない。「ドナドナ不要論」これは本当にきつかった。膵臓癌を患った椋子が、夫、愛する娘、実父母とやり取りする様は、現実味がありすぎて泣きたくなった。不条理に癌を与えられ、それでも母で娘で妻でなければならない一人の女。夫視点で飄々と語られるがゆえに痛々しく心に沁みる。→2018/12/05

ゆかーん

68
短編集なんですが、それぞれ主人公がちょっとずれているから謎。好きなのに、離れようとする夫婦とか。病気になって精神おかしくなった女とか。やりたいことあるって言いつつも、なかなか実行に移さない優柔不断男とか。特に最後の主人公は、今時のよくわからない若者って感じ。磯村という名前から、大好きな俳優に姿を当てはめながら読んだから、余計にモヤモヤしたものが残りました。結局物事の不条理さは、その人自身が勝手に生み出して、自らそれに巻き込まれて、そして自滅していっているのかもしれない。これぞ舞城ワールドって感じですね。2019/05/31

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