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内容説明
ハーラルトの禍から一か月。ヴァイツは雪解けの季節に向かおうとしていたが、下町を中心に、水不足の兆しがひそかに見えはじめていた。しかしレオはそれに気付くこともなく、学院脱出をたくらんだり、雪花祭での荒稼ぎをもくろんだり、水の召喚陣を使った陣ビジネスを構想したりと、金銭欲にまみれた日々を送っていた。そんな中、学院に、後任導師として聖騎士・グスタフがやってくる。男らしい容貌と強力な精霊力で、学院中の人気を集めるグスタフだったが、彼はレオノーラに対し冷ややかな感情を抱いていた。真に無欲の聖女か、それとも偽善の悪女か。グスタフはレオノーラを厳しく糾弾するのだが―。
著者等紹介
中村颯希[ナカムラサツキ]
『無欲の聖女』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
31
ギャップを楽しむシリーズ3冊目。色々と拗らせたレオくんの欲にまみれまっくったあれこれがこーなっちゃうというお約束を積み重ねてくのがさすが(笑)。3巻は例の水商売のあれこれのところだけど、そうか、ここで止めるかー(笑)。2017/07/29
ダージリン
27
レオノーラの孤児院の訪問を装った帰省や雪花祭での販売無双がすごく生き生きしてましたね。でも無欲の聖女像はどこまでも本人とかけ離れていくけれど、それがまた醍醐味です(笑)。特に皇子皇女達への影響がすご過ぎて…誤解の拡大してるのもこの人達だったりしますが。次も楽しみにしてます♪2017/07/17
瀧ながれ
27
レオ少年は、レオノーラのまま、もろもろの魔法の作用もそのままで、皇子と婚姻でもして、下町を愛し続けた生涯をおくるのが正解かもしれぬ…、と真顔で考察するくらい、誤解の聖女像が確固たるものとなりました。いいところで巻が閉じてしまいましたが、どうやらこの調子で国家の不安まで解決してしまうようだし、今回敵対してしまった人物まで味方に取り込む伏線もありますよ。次の巻が待ち遠しいです。「精霊」がレオ・レオノーラをどう判定するか、人間のように外見と発言だけで見極めるのか、本心まで見通すことができるのか、ドキドキします。2017/07/01
しましまこ
18
レーナがすっかり兄貴に!パン窯の聖女さまもトンでもなかった。面白いなあ。2021/05/16
しまふくろう
18
続けて購入。表紙も挿絵も良かった。 物語は学園に連れ戻されたレオの新たなビジネスと新任教師の確執話。例によってグスタフの台詞をおかしな方向に勘違いするレオが面白かった。 レーナと孤児たちの距離が縮まっているのが微笑ましい。2018/09/16
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