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出版社内容情報
地上に降りたフォスは、数名の宝石たちとともに月世界へ向かった。一方、残された宝石たちに金剛先生が伝えたことはーー。月世界に降り立ったフォスは、月人の首領的存在・エクメアに対し、「仕事をしなくなった」とされる先生への刺激を与えるために、「宝石たちの裏切り」を提案した。宝石たちの星に戻ったフォスは、月世界の情報を伝えて、宝石たちに月への興味を持たせていく。約束の場所には、数名の宝石が集まり、月世界へ向かった。一方、残された宝石たちに金剛先生が伝えたことはーー。
市川 春子[イチカワ ハルコ]
投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集 2』がマンガ大賞2012の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。
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- 評価
工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
64
月に到達したフォスたちを待ち受けていた衝撃。そうか硬度によってか・・・。還らざる仲間たち。月側はまだまだ秘密を隠し持っている。一方、残った宝石たちにも、金剛先生から衝撃の告白が。なんだろうこの寂漠感は。そしてカンゴームの変容。宝石どうしの悲しい戦いよりも、カンゴームの変わり様が何より恐ろしく感じてしまう・・・。 2019/01/07
S 2
35
フォスはまるでノルマのように壊れるな…そしていちゃいちゃする王子。王子はそういうキャラなのか?2018/10/25
しゅん
34
第六十四話「或る日」における物語の変化、つまり金剛の捉え方をめぐる新たな対立構造の発生と、金剛自身による過去の開示と最後のコマにおける彼(?)の新たな表情。第六十五話「今日」における72~73ページの紙(?)が浮遊する表現と続くユークレースの動き。漫画だからこその鮮やかさが明示されていて、市川春子の力量に感嘆する。しかもシンシャとルチルという別の対立も同時に導入している。その後、場面が月人の世界に移ってから描かれる92~93ページ見開きの、細やかさと白さを両立する絵の凝縮度も凄い。恐れ入った。2022/06/29
いおむ
26
相変わらず凄いなぁ。主人公フォスフォフィライトの、がんばってるんだけどっ、空回りする感じが、パなくて切な過ぎる!2024/01/23
manamuse
26
もう何回目か分からない分からなさの波がまたやってきた…。フォスフォフィライト(硬度3半)もやばかったけどカンゴーム(硬度7)もやばいということだけは分かった。見開き2ページを使った月の宿泊所にはゾクゾクした。この先ついて行けるだろうか…。2020/05/02