出版社内容情報
動かぬ巨竜グリオール。テオシンテ市に横たわる彼の体には、川が流れ村があり、体内では四季が巡る。死せず体は動かずともその巨体には、いまだ謎が多い。グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とした多彩な快感を与える効用があることを発見する。四年後、ロザッハーは“マブ”と名付けた竜の血から精製した麻薬により巨大な財を成す。しかし彼はその代償として、テオシンテに渦巻く権力と暴力、そして決して逃れられぬ巨竜の思念に翻弄されていく――。
〈竜のグリオール〉シリーズ、唯一の長篇にして最終作。
内容説明
動かぬ巨竜グリオール。テオシンテ市に横たわる彼の体には、川が流れ村があり、体内では四季が巡る。その巨体には、いまだ解明されていない多くの謎がある。グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とした多彩な快感を与える効用があることを発見する。四年後、ロザッハーは“マブ”と名付けた竜の血から精製した麻薬により巨大な財を成していた。しかし彼はその代償として、テオシンテに渦巻く権力と暴力、そして決して逃れられぬ巨竜の思念に翻弄されていく―。“竜のグリオール”シリーズ、唯一の長篇にして最終作。
著者等紹介
シェパード,ルーシャス[シェパード,ルーシャス] [Shepard,Lucius]
1943年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。多くの国と多くの職を転々としたのち、1981年に“The Taylorsville Reconstruction”でデビュー。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、世界幻想文学大賞、シャーリー・ジャクスン賞、シオドア・スタージョン賞など数々の賞を受賞。2014年死去
内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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