講談社+α文庫<br> YKK秘録

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講談社+α文庫
YKK秘録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065129395
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

安倍政治は終わった! 忖度とヒラメが跋扈し機能不全に陥った日本政治。国際政治経済の動乱の中、命を賭して問う「この国のかたち」 安倍政治は終わった!
 かつて自民党は多士済々、保守からリベラルまで優れた能力を持つ政治のプロフェッショナルが集い、自由闊達に、時に過激に腹蔵なき議論が行われ、権力闘争を恐れなかった。それがまた、日本の成長の原動力となりえた。
 しかし昨今の自民党は「忖度党」に成り下がった。当選したい、党の支援が欲しいだけの議員たちは執行部の言いなりとなり、カネの差配で言論まで封じ込められている。
 かつて経世会支配に対抗し、YKKを立ち上げ、故・加藤紘一、小泉純一郎とともに政界の中心で活躍した山崎拓は、深い悔恨とともに現在の自民党のありかた、ひいては日本の未来に大きな危惧の念を抱く。
 かつて政界の中枢にいた山崎拓氏が、議員初当選以来、議員手帳に細かく正確に記録しつづけて来た政界秘話(秘密会合の場所から参加者、会話の内容や態度に感じられたその思惑まで)をもとに生き生きとしたストーリーとして活写し、政治本としては異例のベストセラーになった『YKK秘録』を文庫化。新規に対談、故・加藤紘一氏葬儀の際読み上げた弔辞を加え、日本のあるべき姿を指し示す。文字通り、老政治家の「遺言」といえる1冊。

序 章 運命の日
第1章 55年体制崩壊──宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一内閣
第2章 小沢一郎の暗躍──細川護煕、羽田孜内閣
第3章 自・社・さ新時代──村山富市、橋本龍太郎内閣
第4章 「加藤の乱」の真相──小渕恵三、森喜朗内閣
第5章 小泉純一郎首相の誕生、自民党幹事長に就任


山崎 拓[ヤマサキ タク]
著・文・その他

内容説明

これが自民党の目指した政治なのか―。多士済々が集い、闊達に言論を闘わせ、権力闘争を恐れず、社会の活力を生み出しえた自民党。しかし今や「ヒラメ状態」に陥り、選挙時の党公認を求めるばかりで上層部に抵抗する者はいなくなった。かつて経世会支配に対抗してYKKを立ち上げ、故・加藤紘一、小泉純一郎と共に政界の中心で活躍した山崎拓が往時を回顧しつつ問う、あるべき日本の未来!

目次

序章 運命の日
第1章 55年体制崩壊―宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一内閣
第2章 小沢一郎の暗躍―細川護煕、羽田孜内閣
第3章 自・社・さ新時代―村山富市、橋本龍太郎内閣
第4章 「加藤の乱」の真相―小渕恵三、森喜朗内閣
第5章 小泉純一郎首相の誕生、自民党幹事長に就任

著者等紹介

山崎拓[ヤマサキタク]
1936年、現在に中国・大連市生まれ。福岡県立修猷館高校・早稲田大学第一商学部卒業。67年に福岡県議会議員に当選、72年に衆議院議員に初当選(故・加藤紘一、小泉純一郎も同期)。当選12回。防衛庁長官、建設大臣、自民党政調会長、幹事長、副総裁などを歴任。90年頃から、自民党の経世会支配を批判し、加藤、小泉とともに「YKK」を結成して、活躍した。2012年に近未来政治研究会(山崎派)の会長を辞任。最高顧問に就任。現在、大和大学政治経済学部特任教授を務めるほか、マスコミ等を通じ鋭い政治評論を行うなど、在野から各般の政治問題についての卓見を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nishiyan

9
単行本版を以前に読了。著者が書き残した手帳を元に90年から00年にかけての政局を事細かに記している。改めて読んでみると、政治改革に揺れた自民党の混乱ぶりと、そこで果たした小沢一郎氏の役割の大きさに驚いた。93年の衆院選敗北直後に自民党政権維持のために細川首班を考えていた小泉純一郎氏。政局勘の鋭さには圧巻である。総理総裁に最も近い位置にいた加藤紘一氏が沈む中で、小泉氏はその座を手に入れる。違いはここにあるのかもしれない。文庫版では小沢氏との対談が収録。噛み合うようで噛み合わっていない対談は必読である。2018/09/26

代理

4
めっちゃくちゃ面白い!! 刺さる層は狭そうだけど、90~00年代の政治にちょっとでも興味あったなら絶対に読んだほうが良い。武部のアキレス腱は腹抱えて笑った。そんな彼の『一緒に討ち死にしよう!』宣言がぐっと来る。合間に入る「カラオケ評」が良い。たくさん歌う加藤と、そんなに歌わない小泉の対比。山崎拓のイメージ良くなかったけど、これ読んでちょっと変わった。こういう本を書けるのはトリオの中で山崎だけだし、彼こそが書くべき内容だと思う。振り返ると全てが予兆と奇跡のように思える3名の友情譚。2019/11/14

tacacuro

4
著者の初入閣から、YKKの誕生、そして2003年の「事実上の終焉」までの政治史が、衆議院手帖に記された「首相をはじめ閣僚らと交わした会話、相手の様子」や「秘密会合の場所から、会話や態度に感じられる思惑まで」の「秘録」を基に詳細に語られる。昨日の友は今日の敵。すごい迫力。せっかく記録として残そうとするのなら、日記はできるだけ詳細に書かなきゃ。2018/10/15

わび

3
YKKの結成から小泉一強に至るまでを、当事者の一人であった山崎拓が振り返った回顧録。著者が手帳に残した記録を元としていることもあって淡々とした記述が多く、物語的な面白みは余りない。しかし、山崎の政財界における人脈や防衛族のドンとしての役回り、YKKの間の微妙な関係など興味深く読めるところは多い。加藤も山崎も勝負所で自滅して首相への道を閉ざされてしまったが、小泉の政局勘の鋭さは本著でも光っている。90年代政治史は経世会中心に語られがちであるが、そうした見方を相対化するためのものとして読むことも可能である。2019/03/19

ゆきまさくん

3
文庫本で再読。冒頭に小沢一郎衆議院議員との対談を追記。こまめにメモを記録していた山崎氏のマメさと几帳面さを改めて実感。やはり中心は「加藤の乱」の章だろう。2018/09/29

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