中公文庫<br> 朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る

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中公文庫
朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122069961
  • NDC分類 764.31
  • Cコード C1173

出版社内容情報

ベートーヴェンの九つの交響曲について、新日本フィルハーモニー交響楽団との連続演奏会(チクルス)をふまえて、指揮者・朝比奈氏がみずから、スコアと実際の演奏に即して楽曲の細目(技術面・演奏家心理・演奏習慣・解釈比較など)について語る。演奏論であると同時に作品論。ベートーヴェンの交響曲を聞き込んだ人にも、驚きと興味を持って受け止められることとなろう。

内容説明

ベートーヴェンの九つの交響曲について、演奏・解釈の核心を第一人者が語り尽くす。スコアと実際の演奏にもとづく詳細な分析と独特の話術によって、不朽の名作の深奥へと誘う。演奏論であると同時に作品論であり、鑑賞の手引きとしても音楽愛好家必携の一冊。

目次

交響曲第1番ハ長調 作品21
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第3番変ホ長調 作品55“英雄”
交響曲第4番変ロ長調 作品60
交響曲第5番ハ短調 作品67“運命”
交響曲第6番ヘ長調 作品68“田園”
交響曲第7番イ長調 作品92
交響曲第8番ヘ長調 作品93
交響曲第9番ニ短調 作品125“合唱付”
付録 ベートーヴェンの第九交響曲に就いて(抄)

著者等紹介

朝比奈隆[アサヒナタカシ]
1908年、東京生まれ。京都帝国大学法学部および文学部哲学科卒業。エマヌエル・メッテルに音楽を学ぶ。36年、大阪ではじめて指揮台に立ち、40年には新交響楽団(現・NHK交響楽団)を指揮して東京デビュー。大阪中央放送局の指揮者を経て、戦時中は上海交響楽団、ハルビン交響楽団など主に中国大陸で活躍。帰国後の47年、関西交響楽団を創設。60年には大阪フィルハーモニー交響楽団に改組し、半世紀以上にわたって常任指揮者・音楽総監督をつとめた。国内はもとより、ベルリン・フィル、シカゴ交響楽団など海外の70近いオーケストラにも客演。94年、文化勲章受章。ベートーヴェン「第九」指揮251回、ブルックナー交響曲指揮197回など、数々の大記録と忘れがたい名演を残して、2001年12月死去

東条碩夫[トウジョウヒロオ]
1939年、東京生まれ。早稲田大学卒業。FM東海(現・エフエム東京)で、「TDKオリジナル・コンサート」「新日フィル・コンサート」などライヴ番組を中心にクラシック音楽番組の制作に携わる。75年、文化庁芸術祭大賞受賞番組(武満徹作曲「カトレーン」委嘱)制作。現在は音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1959のコールマン

63
☆5。罪な本だ。読んだらベートーヴェンの交響曲全集CDを各指揮者で取り揃えたくなってしまいそう。敷居は低い。9つの交響曲全部を知らないとサッパリわからない部分も出てくるが、朝比奈氏の独特のユーモアがそれを補って余りある構成になっていて、さすが(音楽之友社版が)9刷までいった理由が良くわかる。しかし指揮者の使うスコアと奏者が使うパート譜が結構違うというのには驚いた。私が無知なだけか。「だいたい『田園』なんて題がいけません。そんなのんきなシンフォニーじゃありませんよ」p144。うわあ。大胆な事言うなあ。2021/01/07

あんさん

12
某アマオケでエロイカを演奏する本番があり読み始めた本。いろいろ勉強になりました。たしか大フィルの団員だった楽器の師匠からだと思いますが「オッサンと酒を飲んだら、ベートーヴェンは第九の第三楽章を聴けなかったんだぞ、って泣くんや」と聞いた言葉が、ずっと頭の中で響いてました。2023/05/15

ひでお

8
朝比奈隆氏の指揮するベートーヴェンは何度となく実演に接しました。あれはもう20年以上前になりますね。その時は、やたらと遅いテンポにとまどったものですが、本書を読むと、指揮者が何を考えてあのような演奏をしていたのかが、なんとなく伝わってきました。「楽譜通りに演奏する」といいつつ、いろいろにいじっていましたが、それも原典原理主義ではなくて、音楽としての解釈の結果なのだなあと、自分なりに納得しました。また昔の録音を引っ張り出して本書を開いて聞いてみたくなりました。2022/06/13

choku_tn

2
朝比奈隆が新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮して1988年~1989年に挙行したベートーヴェンチクルスの各演奏会後に音楽評論家の東条碩夫と行った対談をもとにした書籍。 演奏の回顧、スコアの改変を含む細部の処理、作品に対する見方、海外の思い出など縦横無尽に語りまくる朝比奈隆を東条碩夫がうまく制御してリズミカルで流れのいい内容にまとめている。 日本のオーケストラのダイナミックレンジが狭いことへの不満が結構辛辣で面白かった。

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