出版社内容情報
ベートーヴェンの九つの交響曲について、新日本フィルハーモニー交響楽団との連続演奏会(チクルス)をふまえて、指揮者・朝比奈氏がみずから、スコアと実際の演奏に即して楽曲の細目(技術面・演奏家心理・演奏習慣・解釈比較など)について語る。演奏論であると同時に作品論。ベートーヴェンの交響曲を聞き込んだ人にも、驚きと興味を持って受け止められることとなろう。
内容説明
ベートーヴェンの九つの交響曲について、演奏・解釈の核心を第一人者が語り尽くす。スコアと実際の演奏にもとづく詳細な分析と独特の話術によって、不朽の名作の深奥へと誘う。演奏論であると同時に作品論であり、鑑賞の手引きとしても音楽愛好家必携の一冊。
目次
交響曲第1番ハ長調 作品21
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第3番変ホ長調 作品55“英雄”
交響曲第4番変ロ長調 作品60
交響曲第5番ハ短調 作品67“運命”
交響曲第6番ヘ長調 作品68“田園”
交響曲第7番イ長調 作品92
交響曲第8番ヘ長調 作品93
交響曲第9番ニ短調 作品125“合唱付”
付録 ベートーヴェンの第九交響曲に就いて(抄)
著者等紹介
朝比奈隆[アサヒナタカシ]
1908年、東京生まれ。京都帝国大学法学部および文学部哲学科卒業。エマヌエル・メッテルに音楽を学ぶ。36年、大阪ではじめて指揮台に立ち、40年には新交響楽団(現・NHK交響楽団)を指揮して東京デビュー。大阪中央放送局の指揮者を経て、戦時中は上海交響楽団、ハルビン交響楽団など主に中国大陸で活躍。帰国後の47年、関西交響楽団を創設。60年には大阪フィルハーモニー交響楽団に改組し、半世紀以上にわたって常任指揮者・音楽総監督をつとめた。国内はもとより、ベルリン・フィル、シカゴ交響楽団など海外の70近いオーケストラにも客演。94年、文化勲章受章。ベートーヴェン「第九」指揮251回、ブルックナー交響曲指揮197回など、数々の大記録と忘れがたい名演を残して、2001年12月死去
東条碩夫[トウジョウヒロオ]
1939年、東京生まれ。早稲田大学卒業。FM東海(現・エフエム東京)で、「TDKオリジナル・コンサート」「新日フィル・コンサート」などライヴ番組を中心にクラシック音楽番組の制作に携わる。75年、文化庁芸術祭大賞受賞番組(武満徹作曲「カトレーン」委嘱)制作。現在は音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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