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出版社内容情報
言語の塔への強襲制圧部隊『第1の大剣』による突入開始! 『抗・帝国軍』の誇る陸上戦艦『蠍の王冠』が、最期の咆吼を放つ…!停戦から3年。永きにわたる共和国との戦争は、帝国に深い傷跡を残した。飢餓・疫病・兵隊の野盗化…。それは“戦災”という名の、もう一つの戦争だった。これを憂慮した帝国陸軍は情報部内に第3課を設立し、戦災復興任務に当たらせた。その実、軍部の予算獲得のための方便であり、臣民の不満を抑制する“言い訳”でしかない彼ら。だが、社会を覆う欺瞞のブ厚い皮を切り裂き、内部の腐敗を暴くことを真に実践する彼らは、自らを『パンプキン・シザーズ』と呼び、任務達成に向けて今日も邁進する!
電信回線が運ぶアリス少尉とオーランド伍長の声。その途絶は、『言語の塔』への強襲制圧部隊『第1の大剣』による突入を意味していた。もっとも、計画を完遂した充足感のうちに生を終えようとする『抗・帝国軍』にしてみれば、要求に対する帝国の回答が銃弾であろうと構いはしない。刻限の日没が迫るなか、さらなる死と破壊に身を浸しゆく彼ら。その魂魄は陸上戦艦と呼ぶべき巨獣『蠍の王冠』となって、最期の咆吼を放つ…!
岩永 亮太郎[イワナガ リョウタロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
capeta
19
雄獅子のレオ様、小物っぽい。燕雀安くんぞ鴻鵠と呑舟の志を知らんや、やね。不変で普遍の公平を誓うアリスが唯一不公平を望んだ男、それがオーランド。熱い!オーランドはアリスを地獄へと導く鬼火となる。ここでランタンに意味が出るとは!そしてパンプキンシザーズの信念を世界が知るところとなる。どれだけプロットを練っているんだろう。驚愕。書ききれないのでコメントに続く。2018/11/12
十二月の雀
13
長いよ!名乗るまでが!色々とあるけど、ラーテに全部持って行かれた。ラスボスに相応しい風格。ラスボスもドアノッカーしちゃうのか?陸上戦艦に拳銃と鋏で戦うのか?2018/09/17
ぺぱごじら
12
鮮やかな戦局の巻き返しや、敵の最終兵器登場、更には特秘の新技術『通信』を濫用して愛だの恋だの乱痴気騒ぎまでやっても、読み手が何となく感じていた不足感が、ランデル伍長によって明らかになる巻。隊員すべての行動が『帝国情報部3課の活動』でなければ、やはり読み手は盛り上がらない。2018-1092018/09/17
ウイロヲ
12
新たな巻が出るたびに、シリーズ史上最高を軽く超えてくる漫画の形をした化物。最高の名乗り。そして伍長と少尉にまた心を救われた読者がここに一人。2018/09/25
シュレディンガー
12
実に奥が深い2018/09/15
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