- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 ヤングマガジンKC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
79
私は作品はかなり読んでいるのですが、シェイクスピア本人についてはあまり本を読んだことがなくこのコミックで参考になっています。結構脚色しているのでしょうがかなり下積みの時代があったということなのですね。リチャード3世も成功には程遠い状態ですが、バックアップする人なども前巻から出ているので今後に期待しましょう。2017/11/09
抹茶モナカ
29
『リチャード3世』の興行は、いきなり躓いてしまう。シェイクスピアの書いたセリフを引用しながら、展開して行く漫画なのだけれど、不思議と引用箇所に読んでいて僕自身の心が感応しない。フンフンと読んでいて、「名文だな~。」と思わないのは、漫画と上手くマッチしているせいなのかもしれないし、引用されている箇所が僕の好みに合わないせいかもしれない。いつか、シェイクスピア作品を読む時に、自分の実になるかもしれない、との思いから、読み継いでいる漫画。2017/11/15
ぐうぐう
23
「二百年前の埃をかぶった王の話が…リーの詩によって新しい生命を得たんだ!」詩的なセリフがもたらせる力。それはまさしく、シェイクスピア戯曲の革新であり、魅力の源だ。ついにデビュー公演の幕が開く。けれど『リチャード三世』は、観客に戸惑いを起こす。不評に終わったほろ苦いデビュー。しかしいつの世も、革新が受け入れられるには時間を必要とする。7人のシェイクスピアの挑戦は始まったばかりだ。2017/11/15
アーちゃん
21
リチャード三世の初興行、続くリチャード二世の企画と苦労しつつシェイクたち一行は前を進んでいきます。そして現れる新しいキャラはなんと日本絡み。この彼がまたメンバーとなるのですね。またいつも感心するのが、わかりづらい薔薇戦争などの歴史をかみ砕いて解説する作者の力量と、随所に入るコラムの面白さ。次巻がさらに楽しみです。2017/11/11
むっきゅー
19
チーム・シェイクスピア始動。ヴェニスの商人を一旦お蔵入りにし、リチャード3世で初公演をむかえる。しかし、観客の受けが悪く興行は失敗に終わる。ただ、スタンリー夫人など、わかる人にはわかる作品。成功を疑わないシェイクは、次作のリチャード「2世」、さらにはベタな「ヨークvsランカスター」と矢継早に創作活動に取り組む。。。本作、創作ものの熱い展開だけでなく、カトリック狩りから逃れるというシリアス面もあり、物語に深みを与えている。さらに、分業体制の秘密をうまく隠しきれるかどうかも、ドキドキさせるポイントなんです。2017/11/06