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出版社内容情報
あと2戦突破で1億円獲得! 大詰めを迎えた「救出」ゲームだが、自己愛と友愛の間で、光山が悩みに悩む!
極悪社長との変則二人麻雀「17歩」勝負を制し、4億8千万もの大金を獲得したカイジ!
その勝負の余韻も冷めやらぬ中、帝愛グループの会長である兵藤和尊の息子・和也から、勝負を持ちかけられた! 激戦必至の黄金カード!! いくぜ、今宵、もう一勝負!!!
人間は土壇場で裏切るか否かを" 実験" する救出ゲーム。実験台のアジア3人組は、16回クリアーすれば1億円を得るが、頭蓋骨粉砕の危険も伴う。独自の攻略法を編み出した3人は順調にクリアーを重ねるが、和也は光山の裏切りを" 演出" し、3人の間に不信の種を蒔く。負の連鎖を断ちかけては元に戻りつつ、完全走破がかなり確実になったと思えた中で迎えた15回戦、光山の「失言」により、またも窮地に陥ってしまう…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
18
光山の本音がダダ漏れる。カイジはクズなんだけどどこかで人を信じ切る強い部分がある。しかし、誰しもがそうではない。100裏切らないってことはない。1%の裏切りがある。光山の指摘は確かにそう。世の中皆嘘を言わないなら世の中忖度だのなんだの起こりませんよ。だけども、やはり光山の裏切りを容認できないのはここまでの積み重ねがあったから。二人の命を切り捨て助かろうとする光山。どうしようもねえクズだ。そして、なおも救おうとするカイジ。和也はカイジにリモコンを託し…次回完結!2022/02/01
読み人知らず
8
光山さん・・・。怖いよな、よくぞここまでがんばったなと逆に言いたい2013/07/20
sidebell(=^□-□^)ノシ←横鈴
7
最後の最後で悪人出しちゃった 命がけだと人間は平常心を失うのか 本音を出してどうなる 理性があるから人間社会が成り立つ←嘘八百の展開 作者もある意味凄いけど、ここまでえぐらなくても(泣)2012/11/25
ぐうぐう
7
賭博とは、つまりは心理戦であることを知らしめる『和也編』。確実に勝利するために、自分を優先するか、それとも仲間を想うか。命が掛かっているともなれば、その選択は自己愛へと傾いていく。そこに、和也の企みがある。絶体絶命で露呈する、人の本性。その先にあるのは、絶望か、希望か。2012/07/09
ton
6
「この世で最も深い強い疑いようのない愛は自己愛!」和也は容赦なく人の奥底に持つ本性を指摘、誘導する。そうなんだよそうなんだよな人間って脆い生き物なんだよな。15回戦!葛藤苦悶葛藤そして「決断に一分は短いから」とか宣って完全崩壊光山にマリオチャンカイジ阿鼻叫喚ゲーム終了ハイアウツ!とはならずそうだな短いかもと追加タイム提供とか和也ワケわかんねぇ!カイジに激しく同意。何だかんだ言って人の善の部分を見たいんじゃないの?知りたいんじゃないの?なんて甘くはない、更に追い討ちをかけて現場を煽りまくる和也の執念が凄い。2016/11/29